ウィズセキュア、Azure向けに新たな脅威検知ソリューションを展開
フィンランドのサイバーセキュリティ企業ウィズセキュアが、Microsoft Azureクラウド環境に対応した新たな製品『WithSecure™ Elements XDR Cloud Security』を発表しました。この新しいソリューションは、企業が直面する複雑なクラウドセキュリティの課題に対処することを目的としています。
多くの企業が、クラウドの急速な導入に伴い、専門的な知識の不足からセキュリティ管理に苦戦しています。企業の重要データや業務がリスクにさらされる中、WithSecureは「Broad Context Detections™」という機能を用いて、AzureからのデータとEntra IDの信号を統合し、高度な脅威検知を実現しています。これにより、中堅・中小企業でも高度なセキュリティ施策を享受できることを目指しています。
ウィズセキュアのXDRプロダクトマネージャー、ジェニファー・ホワース氏は、「Elements XDR Cloud Securityは、専門チームを持たない企業が手軽に利用できるように設計されています。スキルのギャップを埋め、実用的な情報を提供します」と述べています。
このソリューションは、AIを利用したリサーチに基づいた脅威検知を提供し、ユーザーは生成AIアシスタント「Luminen™」のおかげでインシデントの解読と対策に要する時間を大幅に削減できます。これにより、データ侵害やランサムウェアからの保護が実現されます。
Cloud Securityの特徴
WithSecure Elements XDR Cloud Security の主なポイントを挙げると、以下のようになります。
- - スムーズなクラウド移行の支援: Azureのクラウドリソースを安全に保護し、重要データを守ります。
- - データ漏洩によるリスク低減: クラウドインシデントへの迅速な対応が可能となり、ビジネスリスクを軽減します。
- - 運用プロセスの強化: クラウドサービスの安定性を維持し、業務のダウンタイムを最小限に抑えます。
ウィズセキュアは主に中堅・中小企業に向けて、カスタマイズされたクラウドネイティブなプラットフォームを提供。プライバシーやデータ主権に関する専門知識をもとに、企業が安全にクラウドインフラを運用できるようサポートしています。
さらに進化するCyber Securityの市場
現在のセキュリティ市場では、IDに基づく攻撃が急増しています。Howarth氏によれば、2024年には前年に比べて400%も増加する見込みです。フィッシングやクッキーの盗難、APIキーの悪用など、攻撃者は日々新たな方法を模索しており、WithSecure Elements XDRは、その全体像を捉え、効果的な防御策を提供します。
このように、WithSecureは高度なクラウドセキュリティテクノロジーを駆使し、企業の安全なクラウド環境の実現に向けた挑戦を続けています。
技術の急速な進歩とそれに伴う脅威の増大に合わせて、企業は新しいテクノロジーを導入し、最新のセキュリティ対策を整えることが求められています。
WithSecure Elements XDR Cloud Securityの詳細は公式ページをご覧ください:
WithSecure Elements XDR Cloud Security
ウィズセキュアのプレス情報は、こちらからチェックできます:
ウィズセキュアプレスページ
ウィズセキュアについての詳細は、公式サイトをご覧ください:
WithSecure公式サイト
まとめ
WithSecure™ Elements XDR Cloud Securityは、クラウドのセキュリティをシンプルにし、パフォーマンスを高める画期的なツールです。企業はこのソリューションを通じて、サイバー攻撃からの防御力を大幅に向上させることができるでしょう。