久宝寺口駅周辺活性化プロジェクトでの社会課題解決型インターンシップの取り組み

久宝寺口駅周辺活性化プロジェクト

近鉄は、大阪公立大学が展開する社会課題解決型インターンシッププログラムに協力しています。このプログラムは、学生が企業の課題についてフィールドワークや議論を通じて解決策を提案するもので、特に日本人学生と外国人留学生が共に学ぶ国際共修に特化しています。留学生が日本での就職や定着を目指すことも視野に入れた内容となっています。

プログラムの目的

本プログラムは、文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に基づき、地域振興や持続可能な街づくりを推進します。特に、久宝寺口駅とその周辺地域の活性化に焦点を当て、学生が地域住民から直接聞き取りを行いながら多様な解決策を模索しています。これにより、実用的かつ実効性のある成果を生み出すことが目標です。

実施内容と取り組み

学生たちは、社会課題解決に取り組むために、企業の提示する具体的な課題についてフィールドワークを行い、実際に現場に足を運んで実態を把握します。また、議論を重ねる中で、さまざまな視点からの解決策を打ち出すことを目指しています。特に、留学生との国際的な交流が重要であり、異なる文化背景を持つ学生同士の協力が新たな発想を生むことに期待が寄せられています。

20XX年度後期には、ソーシャル・イノベーションコースに所属する留学生12名が、大阪公立大学の学生と共に小グループに分かれ、それぞれ複数の企業や団体と連携し活動を進めます。各グループは学期末にプレゼンテーションを行い、具体的な成果を企業や団体に報告する予定です。

今回のインターンシッププログラムでは、久宝寺口駅近くの八尾市が活動スペースを提供し、八尾市、大阪公立大学、そして近鉄の産学官連携によって学生の育成を支える環境が整っています。2025年12月7日には、八尾市まちなみセンターで成果発表会が開催される予定ですが、一般の方の参加はできません。しかしながら、地域に根ざした活動として、その成果は今後の街づくりに大いに寄与することでしょう。

最後に

この取り組みは、地域社会のニーズを理解し、それに基づいた解決策を提案することを目指しています。近鉄のサポートと大阪公立大学の海外留学生との交流によって、今後の社会貢献がどのように進化していくのか、注目が集まります。そして、学生たちの経験が、彼ら自身のキャリアにとっても大きな意味を持つことは言うまでもありません。未来のソーシャルイノベーターたちがどのように成長していくのか、目を離せません。