ブルーイノベーションがAeroprobing社と提携し新たな展開へ
ブルーイノベーション株式会社は、台湾のドローンメーカーAeroprobing社とのブランドライセンス契約を締結したことを発表しました。この契約により、2026年1月からアジア市場での本格的な展開が開始されることになります。これは、2019年からの協業の成果であり、両社が共に成長するための大きな一歩です。
6年の信頼と共創の歴史
ブルーイノベーションとAeroprobing社は、2019年にソフトウェア開発契約を結び、以来数年来の間に幾つかの共同プロジェクトを進行させてきました。新しい試作機の開発や技術的な検証を通じて、双方は確固たる信頼関係を築いてきました。この長年の関係に基づいて、両社は次のステージへと進む基盤を整えることができました。
アジア市場での共同推進
Aeroprobing社は、AI技術とドローンハードウェアの開発に秀でた台湾のリーディングカンパニーです。特に、建設や農業、物流分野において東南アジアで数多くの実績を持っています。また、2022年には日本法人を設立し、製品の開発からサポートまでを一貫して実施する体制を整えています。
一方、ブルーイノベーションは「Blue Earth Platform®(BEP)」を基盤に、ドローンやロボットを用いたインフラの点検や防災、物流など多様な分野での実用化に取り組んでいます。両社はこれらの技術的背景をもとに、新たな価値提供を目指して協力していくことになります。
新たな市場ニーズへの取り組み
今後、ブルーイノベーションとAeroprobing社は共同でアジア市場における新たな製品展開の計画を進めていきます。市場内でのブランド認知向上を図り、製品やサービスの活用領域を拡大する取り組みに注力し、持続的な成長を目指していく意向です。これにより、地域ごとのニーズに応じた最適なソリューションを提供できる体制を確立していく予定です。
両社のコメント
ブルーイノベーションの代表取締役社長である熊田貴之氏は「協業を続けてきたAeroprobing社との契約ができたことを大変嬉しく思っています。アジア市場での展開に向け、地域ニーズに応えるために強固なパートナーシップを築いていきたい」と述べています。
一方、Aeroprobing社のCEO、Lance Kao氏は「国際市場での経験は、金銭では計り知れない価値を有しています。両社は新たな市場の変化に適応しながら、共に利益を創出していく関係を築いていく自信があります」と強調しました。
今後の展望
今後、ブルーイノベーションとAeroprobing社は、2026年に始まる契約期間を見据え、連携体制をさらに強化し、アジア市場でのブランドのさらなる展開を図っていきます。この協力により、新たな技術革新と産業拡大が期待されており、これからも目が離せない流れになることでしょう。
用語解説
Blue Earth Platform®(BEP)
ブルーイノベーションが開発した、複数のドローンやロボットを自動制御・連携させるための統合プラットフォームです。この技術により、広範囲にわたる複数のミッションを同時に遂行することが可能です。
会社情報紹介
ブルーイノベーション株式会社
東京都文京区に本社を構える企業で、1999年に設立され、ドローンやロボットを活用したソリューション提供に特化しています。
Aeroprobing Inc.
台湾の新北市に本社がある企業で、高度な航空電子工学技術を駆使して、先進的なドローンシステムを開発しています。台湾だけでなく、日本やインドネシア、タイにも海外拠点を設置しており、グローバルな展開を進めています。