#東京春祭 #ワーグナー #ミュージアム・コンサート

東京・春・音楽祭2021が開幕

春の訪れを告げるクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭2021」が、今年も開催されることになりました。この音楽祭は、国内最大級の規模を誇り、17回目の開催を迎えます。特に注目なのは、全プログラムをライブ・ストリーミングとして配信するという試みです。

新たな取り組みとしてのライブ配信

音楽祭史上初の全プログラムのライブ・ストリーミング配信は、アカデミー講義や一部収録公演を除く約50公演をカバーし、音楽ファンにリアルタイムで音楽を楽しんでもらえる機会を提供します。株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の協力を得て、最新の動画視聴技術で実現しました。視聴者は異なるアングルからの視聴が可能で、マルチアングル機能や高精細音声での配信を楽しむことができます。

特別公演「子どものためのワーグナー《パルジファル》」

さらに、音楽祭の特別企画としてバイロイト音楽祭との提携公演「子どものためのワーグナー《パルジファル》」も実施されます。この公演は、バイロイト音楽祭総監督のカタリーナ・ワーグナーによるリモート演出が特徴です。約5時間のオペラを60分に再構成し、分かりやすく子ども向けに仕上げられています。また、日本を代表する歌手と共にオーケストラが生演奏を行いますので、家族で楽しむことができる内容となっています。

ミュージアム・コンサートの開催

上野公園内の美術館や博物館でもコンサートが開催されます。この企画は、アートと音楽の融合を目指し、多くの人々に文化体験を提供します。特に東京国立博物館では人気シリーズ「東博でバッハ」が行われるほか、東京都美術館では「美術と音楽」をテーマにした演奏が予定されています。国立西洋美術館でのコンサートは東京文化会館に会場を移し、さまざまなプログラムが用意されています。

国立科学博物館での特別企画

また、国立科学博物館では「ミュージアム・コンサート」の詳細が発表され、昨年延期された公演がついに実現。日本を代表する音楽家による多彩なコンサートが無観客で収録され、配信が行われる予定です。音楽祭期間中、ぜひ特別な一夜限りの配信をお楽しみください。

購入方法と公式プログラム

公式プログラムがオンラインで購入可能で、幅広い内容が詰まった一冊です。パンデミック禍の中でも開催される音楽祭に寄せて、特別なエッセイや公演解説が収められています。ぜひ、音楽祭の公式サイトで最新情報をチェックしてください。

このように、東京・春・音楽祭2021は新たな試みで音楽とアートの魅力を多くの人々に届けています。春の訪れと共に、心に残る音楽体験をぜひお楽しみください。

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