新作絵本『バンダナがくれたゆうき』が誕生
保育園ポポラーと株式会社絵本ナビが協同で製作した新しいオリジナル絵本『バンダナがくれたゆうき』が、今注目を集めています。この絵本は、子ども達が初めての体験を通じて成長する姿を描き、不安や挑戦の中で内なる勇気を見つけ出す物語です。
あらすじについて
物語の主人公は、保育園に通う女の子の“さくらちゃん”。彼女はお泊りキャンプに参加することになり、親元を離れる不安を抱えています。出発の日、母親が彼女にバンダナを巻いて勇気を与えるシーンが印象的です。キャンプのバスでは、初めて出会う元気いっぱいの男の子“はやとくん”と同じ班になります。キャンプ場でのさまざまな出来事を通じて、さくらちゃんは仲間と共に不安を克服していきます。
絵本の製作背景
この絵本は、絵本ナビの協力を得て、保育園ポポラーの教育コンセプト「ソロ教育」を体現する教材として制作されました。物語を通じて、考える力や協調性、そして「非認知能力」を育むことを目指しています。特に、キャンプが題材となっているため、子ども達は物語に入り込みやすく、興味を持って読むことができます。すべてのポポラー保育園には、読み聞かせ用の絵本が配備され、3歳児には特別な教材本としても提供されます。
作者のメッセージ
『バンダナがくれたゆうき』の作者、にしのいずみさんは、さくらちゃんとはやとくんが不安や課題に立ち向かう姿を通じて、子ども達自身が今後の生活に期待や憧れを持つことを願っています。子ども達が日常生活で感じる「初めてのドキドキ」や「想い通りにいかないこと」に対して、絵本を通じて考えたり、表現する大切さを伝えたいと述べています。
保育コンセプト「ソロ教育」
保育園ポポラーでは、「ソロ教育」という新しい保育コンセプトを導入しています。このコンセプトは、子ども達が自立できる力を高めることを目的としており、実際に2024年度から推進します。最近のアンケートから、小学生になってほしいことに関する保護者の関心が道徳観念やマナー習得、意思表示に集中していることが明らかになりました。この結果をもとに、参加型の教育を通じて自立心を育む企画を展開しています。
自立を促すイベント
今回の絵本のテーマであるキャンプをはじめ、子ども達の自立を促すイベントがさまざまに行われています。
- - グローアップキャンプ: 親元を離れてのキャンプで、自立のための様々な体験が待っています。
- - TASKDEハッスル⁉家族大運動会: 家族全員が参加できる年齢を問わない運動会で、楽しみながら成長する姿が見られます。
参加者からは、「初めて親元を離れたが、自立に向けた成長が実感できた」との声が寄せられています。子どもたちは、さまざまな体験を通じて力をつけ、成長を実感しています。
終わりに
この『バンダナがくれたゆうき』をはじめとした保育園ポポラーの取り組みは、子ども達にとって貴重な学びの場を提供しています。絵本が持つ力を借りて、彼らの心の成長を支えることができるのが嬉しいですね。今後も新しい取り組みに期待したいです。