日本初のDAO型起業家教育プログラム『SAND lab』が始動!
一般社団法人InnoDropsが新たに展開する「SAND lab(サンドラボ)」は、DAO(分散型自律組織)を活用した革新的な起業家教育プログラムです。2025年11月から2026年1月までの3ヶ月間、参加者は中高生を中心に構成され、社会問題解決に挑むことを目指します。
プログラムの目的と特徴
このプログラムは、DAOプラットフォームとWeb3技術を融合させたもので、参加者は実際に起業のプロセスを体験します。「挑戦と学び」を可視化し、異なる立場や年齢を超えた共創の場を作り出すことが特徴です。
参加するのは、中高生のほか、事業共創に興味を持つ企業や、ノウハウ提供者、プロダクト開発に関わるエンジニア、さらには伴走サポーターやスクラムマスターです。このように、多様な人々が集い、対等な立場で事業開発に取り組むことが可能な枠組みが実現します。
プログラムは、登記から株主総会、EXITまでのリアルな起業体験を提供することで、中高生が自分のアイデアを形にし、実際に社会に影響を及ぼすことができる機会を与えます。また、地域の企業やエンジニアと連携し、具体的な課題を解決するプロジェクト群を育成し、その成果を参加者にとっての新たな資産として取り入れます。
SAND labの意義
SAND labは、単なる教育プログラムという枠を超え、挑戦者と支援者が共に成長するDAO型のエコシステムを目指します。参加する中高生には「自分のアイデアを社会に試す場」が提供され、企業や大学には「次世代人材との共創の場」が、地域社会には「挑戦が循環する文化」を育む機会が与えられます。
本プログラムは、令和7年度三菱みらい育成財団の支援を受けており、その教育的価値とビジネスの観点から注目されています。
プログラムへの思い
SAND labの責任者、小野塚ちとせ氏は、自身の高校生時代の経験に基づいてこのプログラムを立ち上げました。「学生には難しい」と圧力を感じた彼女は、その後悔を新たな原動力に変えました。「自分で意思決定し、ユーザーにソリューションを届ける体験」を通じて、自分のアイデアで他者を助ける面白さを実感してほしいという強い思いが込められています。
関係者からの応援
このプロジェクトには、多くの業界関係者からの期待も寄せられています。技術基盤となる「DAOX」を提供する株式会社ガイアックスの廣渡裕介氏は、「新しいDAOの使われ方に驚いた」と述べ、プログラムの革新性に注目しています。また、地域プロデューサーの古田秘馬氏は、「DAO的な思考でつくるこのプロジェクトは、新たな地域の挑戦の可能性に溢れている」と評価しています。
一方で、天籟株式会社の代表である桐村一平氏は、日本に必要な「失敗を学ぶ文化」について触れ、このプログラムがそれを促進する可能性を大いに期待しています。「若手起業家が続々と生まれる未来」を切望し、SAND labに対して強い支持を示しています。
プログラムのスタートとキックオフイベント
SAND labの第一弾「SAND lab 2025」は、2025年11月に正式に開始します。このプロジェクトでは、STEAMDAYS!!佐賀2025から派生したアプリ・ゲーム開発プロジェクトに取り組むことが予定されています。参加者は、各秘訣の中で自らオーナーシップを持ち、実際に製品を開発していく過程を体験します。
このプログラムは、メディアからの取材も受け付けています。日本初の取り組みとして行われる本プログラムを、ぜひ見届けてください。
詳細なスケジュールや取材申し込みについては、一般社団法人InnoDropsの広報担当にご連絡ください。