日本を狙った新たな暗号資産投資詐欺の脅威
2023年2月25日、InfobloxのDNS脅威インテリジェンスチームが発表した最新の調査結果によると、主に日本人を対象とした「不正広告×SNS型投資詐欺」の新手法が明らかになりました。この詐欺は、偽の広告で人々を誘導し、さらにAIボットとの巧妙なやり取りを通じて大金を投資させるという手口を特徴としています。
詐欺の手口
この詐欺は、一般的な不正広告に加え、SNSを利用した時間をかける詐欺手法が組み合わさっており、詐欺師がターゲットに信頼を築いていくプロセスが大きな特徴です。被害者は、まず偽の投資プラットフォームに誘導され、そこでほんの少しの投資を報告されます。その後、投資の成功談を持ちかけられ、次第に投資額を増やすように仕向けられます。
特に目を引くのは、約2万3千の関連ドメインや広告が確認されており、被害者1人当たり最大1,000万円の損失につながるケースも報告されています。これは、詐欺師が過去の手法を大きく進化させ、同時に数千人を対象にすることができるようになった結果です。
AIボットの活用
この詐欺キャンペーンでは、暗号資産投資に関する専門家を装ったAIボットが活躍します。彼らは、何度もやり取りを行いながら、偽の成功体験を共有したり、ギフトや報酬を提示したりすることで、投資を促進します。特に、人気のメッセージングアプリに誘導され、そこで少しずつ金額を増やすように仕向けられるのです。
出金手数料の要求
最終的には、実在しない利益を引き出すための「出金手数料」を要求されるという手口が確認されています。この段階で、被害者はこれまでの投資を回収できないことに気づき、大きな金額を失うこととなってしまいます。
専門家の意見
Infoblox Threat Intelの副社長であるRenée Burtonは、「私たちの調査によって、この大規模な詐欺オペレーションの実態が明らかになりました。詐欺師は自動化技術を駆使して、迅速に多くの人を狙うことができ、同じ手口を異なる言語や地域に合わせて改変できるようになっています。このような状況から、DNSや広告の段階で早期に遮断することが求められています」と述べています。
まとめ
このような暗号資産詐欺は、注意深い対応が求められます。Infobloxのブログやリリース情報を元に、騙されないために学ぶことが重要です。特に、不正広告やSNSを介した投資勧誘に引っかからないためには、冷静な判断が必要です。また被害を未然に防ぐ情報を共有するセキュリティコミュニティの活動も重要です。
詳しい情報は、Infobloxの公式サイトやブログで確認できます。暗号資産投資の際は、自己責任を持って取り組むよう心がけましょう。