川釣り愛好者必見!安全対策を強化する提携が実現
川釣りを愛する皆さんに耳寄りなニュースがあります。株式会社フィッシュパスとAUTHENTIC JAPAN株式会社が提携し、釣り人や漁業関係者の安全を高めるための新たなサービスを展開することになりました。これにより、川釣りをする際のリスクを大幅に軽減し、より安全に釣行を楽しむことが可能になります。
業務提携の背景
今回の業務提携は、川釣りを取り巻くリスクを考慮したものです。年々増加する水難事故を受けて、特に釣り目的での水難が多いという現状があります。令和5年の警視庁の発表によると、水難事故の中で河川や湖沼での増加が目立ち、その中の約24%が釣りが原因です。このような状況の中で、両社は釣り人の安全を確保するためのシステムを構築することを決めました。
従来、川釣りは紙の遊漁券を購入する必要がありましたが、フィッシュパスではこの券をデジタル化することで、24時間いつでも簡単に購入できる環境を整備しています。遊漁券を購入すると自動的に傷害保険も付帯されるため、年間約43万人のユーザーから支持を得ています。これにより、釣り人は釣行中の万が一のケースにも備えられるのです。
ココヘリサービスとの統合
提携の中核をなすのは、AUTHENTIC JAPANが提供する「ココヘリ」という捜索サービスです。このサービスは、釣り人が出発する際に発信機を携帯し、スマートフォンのGPSデータと組み合わせて使用されます。万が一の事故発生時も、早急に位置特定が行われ、迅速な捜索が可能となります。
「ココヘリ」は、電波を発信する発信機を用いて、民間のヘリコプターやドローンによって位置を特定します。従来の通信網を頼らずに直接通信で行うため、山岳地帯や河川でも迅速な対応が期待されます。これまでに17万人以上の会員から支持されている信頼性の高いサービスです。
新たなサービスの展開
この提携により、新たに提供されるのは「FISH PASS+C」という専用のヘリ捜索サービスです。釣行時にアプリのGPSで位置情報を記録し、遊漁券購入時に加入可能です。このサービスでは、GPSとココヘリの発信機からのデータを組み合わせ、高精度の位置特定が行われます。釣りの楽しみを続けながらも、事故のリスクに対してしっかり備えることができます。
また、未来には発信機の携行が標準化される可能性もあります。漁協と協力し、捜索事案が発生した際の早期発見や、漁協組合員の二次災害防止を目指していくとのことです。
まとめ
川釣りは自然と触れ合う素晴らしいアクティビティですが、リスクも伴います。この新たな提携により、より安全に川釣りを楽しむための基盤が整備されます。遊漁券のデジタル化による利便性や、ココヘリによる早期発見の仕組みは、釣り人にとって大きな助けとなるでしょう。これからの川釣りが、一層安全で楽しい体験となることを期待しています。