ソニーが警備・介護業界向けに新機能「自動アラート」を導入
ソニー株式会社が展開する非接触ICカードとスマートフォンを使用した警備記録システム「パトログ」に新機能「自動アラート」が追加されました。この機能は、勤務者が指定の時間に出勤しない場合、管理者のモニタリング画面に自動でアラートが表示されるもので、業務の効率化が期待されています。
「パトログ」の概要
「パトログ」は、従来の電話や手書きに依存していた警備・介護業界の勤怠や巡回記録をデジタル化するために設計されています。利用者はスマートフォンを、現場に設置されたICカードにかざすことで、簡単に勤怠記録や巡回記録を行うことができます。これによりデータはクラウド上でリアルタイムに共有され、警備員や介護スタッフの状況を瞬時に確認できるようになります。
特にこのシステムは、給与管理システムとも連携が可能で、業務の効率化や正確なデータ管理を実現します。新たに導入された「自動アラート」は、勤務者の出勤状況を管理する上で非常に重要な役割を果たすと期待されています。
自動アラート機能の詳細
この新機能は、勤務者が出勤時間に出勤記録を残さない場合、モニタリング用のマップにアラートが表示されるというものです。これにより管理者は異常事態に迅速に対応でき、業務の効率化に寄与します。
特に人材不足が深刻な警備・介護業界において、管理者の業務負担軽減が求められており、この機能はそのニーズに応えるものとなります。今春にシステムが提供されて以来、警備と介護の両方の分野から関心の声が寄せられてきました。
DXの必要性
昨今、警備業界では人材不足が大きな課題となっており、特に多様な勤務形態へ対応していく必要があります。警備業務においても、効率的かつ正確な管理が求められることから、デジタルトランスフォーメーション(DX)は避けられない方向性です。
ソニーは、「パトログ」を通じてこうした業務の効率化を促進し、業界全体の働き方の見直しを支援することを目的としています。これにより、国民の安全を守る警備業務の質が向上することが期待されています。
介護業界への提案
また、警備業界のみならず、介護業界からも「パトログ」の活用に対する関心が高まっています。介護現場では、業務の正確性と効率性が求められるため、このシステムが多くの現場で役立つと考えられています。ソニーは、警備・介護の両方においてシステムの導入を進め、業務の効率性を一層向上させていく方針です。
「パトログ」の詳細情報や導入については、
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