AIが導く新しい旅行体験『AVA Travel』誕生、4000万円の資金調達も実施

AIがユーザーに合った旅行先を提案する『AVA Travel』

新たな旅行の形を提供する『AVA Travel（β版）』がリリースされました。このサービスは、AIを駆使して、ユーザーの性格や趣向に基づいた最適な旅行先を提案することを目的としています。提案された旅行先の情報を閲覧・保存し、航空券やホテルを検索することも可能です。

多くの人々が旅行を計画する際に直面するのは、様々な条件のもとで膨大な情報を収集する手間です。「何を見たいか？」「どこに行きたいか？」「誰と一緒に行くのか？」「予算はいくらか？」といった要素に加え、情報は複数の旅行予約サイトや情報サイトに散らばっています。そのため、自分に合った情報を見つけ出すのは容易ではありません。

『AVA Travel』では、この面倒な情報収集をAIが自動で行います。多くの旅行情報を集め、その中からユーザーに最適な情報を提供できるのです。これにより、ユーザーは複数のサイトを巡回する必要がなくなり、旅行の計画が一層便利で楽しみなものへと変わります。

資金調達の背景

また、AVA Intelligenceは、サイバーエージェント・キャピタルやインキュベイトファンド、TRADコンサルティング、汐留パートナーズをはじめとする投資家を引受先とし、J-KISS型新株予約権方式による増資を実施しました。加えて、日本政策金融公庫やみずほ銀行からの融資を受けた結果、総額4000万円以上の資金調達に成功しました。この資金は、さらなるプロダクト開発や採用、ユーザーとのコミュニケーション強化に活用されます。

代表者のビジョン

代表の宮崎祐一氏は、千葉県出身で、法政大学理工学部を卒業後、数理ファイナンスの研究を経て楽天でインターネット広告関連の事業に関わりました。さらに、AIを活用したホテルトレジャリー（Dynamic Pricing）の会社への転職を経て、情報収集の自動化や分析の経験を蓄えました。そして、これらの経験を基にAVA Intelligenceを設立。自身の旅行経験を活かし、AIを用いた旅行サービス『AVA Travel』を世に送り出しました。