2025年10月2日、住友電気工業株式会社(住友電工)と株式会社エムニが共同で、生成AIを利用した無料オンラインセミナーを開催します。このセミナーでは、研究開発(R&D)におけるデータ活用の新しいアプローチについて探求されます。特に、学術論文や特許からの物性抽出と、自動化された電子実験ノートへのデータの入力に焦点を当てる内容となっています。
本セミナーは、製造業のデジタルトランスフォーメーションやAI導入を検討している企業の担当者を対象としています。参加者は、生成AIがR&Dの探索や予測をどのように加速させるかを学ぶことができるでしょう。特に、住友電工が提供するマテリアルインフォマティクス(MI)と生成AIを結びつけた新しい視点や、実験データの電子化によるナレッジの資産化の重要性についても解説が行われます。
セミナーの内容は、主に以下のセッションで構成されています。最初のセッションでは、住友電工の高桑達哉氏が登壇し、データ駆動型R&Dをテーマに、現場のノウハウや実験結果の電子化、生成AIを用いた探索・予測について話します。次に、エムニの下野祐太氏が特許や論文から物性データを自動で抽出するための手法を紹介し、Excelの自由形式を標準化してELN(電子実験ノート)に自動入力するプロセスについて解説します。
最終セッションでは高桑氏と下野氏が共に登壇し、研究現場でのAIの戦略についてクロストークを行う予定です。この段階では、マテリアルインフォマティクスにおける生成AIの役割や企業間のコラボレーションの重要性が議論される見込みです。
セミナーの概要は以下の通りです。開催日時は2025年10月2日(木)の12:00から13:00までで、参加は無料です。申込締切と参加方法は、公式ウェブサイトから確認可能です。また、このセミナーはZoomを通じて行われるため、自宅やオフィスから気軽に参加することができます。
住友電工は、大阪に本社を構え、電線や通信機器などの製造で知られています。そのため、今回のセミナーは多くの製造業者にとって関心の高いトピックとなるでしょう。一方、エムニは製造業特化型のAI開発企業であり、AIを活用した効率的な実験データ管理の提案を行っています。彼らの協力によって、生成AIがR&D活動に与える影響とその可能性を深く探ることができるでしょう。
参加を希望される方は、公式サイトよりお申し込みをお待ちしております。今後の研究開発業務を支える新しいテクノロジーの理解を深める貴重な機会です。