テックマジックが示す未来の飲食業界
2025年2月4日から2月7日まで、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される「第53回国際ホテル・レストランショー」に、ロボット技術の革新を追求するテックマジック株式会社が出展します。ここで初めて紹介されるのは、フライドポテト自動調理ロボット「F-Robo」と、炒め調理ロボット「I-Robo2」です。これらのロボットは、外食・宿泊業界における人手不足の解決とオペレーションの効率化を目指して設計されています。
人手不足という課題
昨今、日本の観光業は順調に回復しており、2024年3月には月間訪日外国人が300万人を超えました。2030年には6000万人の訪日を目指していますが、その一方で外食業界は深刻な人手不足に直面しています。この状況を打開するために、テックマジックは自社のロボット技術を持ち込むことを決意しました。
ロボットの特徴
まず、フライドポテト自動調理ロボット「F-Robo」についてです。このロボットは、日本ケンタッキー・フライド・チキンとの共同開発により、フライドポテトの供給、揚げ調理、計量袋詰め、保管整列といった一連の作業を自動化します。従業員が手動で行っていたこれらのタスクが自動化されることにより、彼らはお客様へのサービスにより多くの時間を使えるようになります。展示会期間中には、実際にフライドポテトを調理し、そのプロセスを観覧できるデモも行われます。
次に、炒め調理ロボット「I-Robo2」を見てみましょう。このロボットは、中華料理を代表する炒飯や野菜炒め、さらには洋食のナポリタンやトマトパスタなど、多岐にわたる料理を自動で調理します。「I-Robo2」はその高い柔軟性が魅力で、メニューに応じて加熱温度や調理時間を調整できます。さらには、安全ガードや循環フードなどのオプションも豊富に用意されており、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
新しいサービスオートキッチンDEKITATE-GO
テックマジックの展示会で特に注目されるのは、「オートキッチンDEKITATE-GO」という新しいサービスです。これは、I-Robo2とミールキットを冷蔵庫に設置し、社員や訪問者が投入したミールキットを自動的に調理するというものです。このサービスにより、いつでもどこでも出来立ての料理を楽しむことができる環境が整います。料理の多様性と利用シーンの幅広さが、より多くのユーザーに支持される要因となるでしょう。
業界への影響
テックマジックの目指すところは、単なる自動調理だけではありません。従業員がより付加価値の高い業務に従事できる環境を整え、業務の効率化を進めることで飲食業界全体の質を向上させることです。人手不足が続く中で、彼らが提案するロボットソリューションは、多くの店舗での採用が期待されています。
展示会の詳細
展示会の会場では、テックマジックはフライドポテト自動調理ロボット「F-Robo」を1台、炒め調理ロボット「I-Robo2」を3台出展し、デモンストレーションを行います。興味のある方々は、ぜひテックマジックブース(3-N04)にお立ち寄りください。新技術の発表を通じ、飲食業界の未来をともに考える機会となることでしょう。
会社のビジョン
テックマジックは「世界のおいしいを、進化させるパートナー」として、市場に新しい価値を提供し続けることを目指しています。ロボット技術を活用して人々の生活をより素晴らしいものにし、飲食業界の発展を支援します。今後の展開にご期待ください。