漁師直営旅館「舟倉」
2023-03-01 09:00:01

漁師直営旅館「舟倉」が琵琶湖の魅力を発信!地域活性化に貢献

漁師直営旅館「舟倉」の誕生



2023年3月1日、滋賀県長浜市の湖北町に新たな漁師直営旅館「舟倉」がオープンしました。この施設は、琵琶湖の漁師の存続と湖魚の消費促進を目的として設計されています。事業の立ち上げは、国連食糧農業機関(FAO)からの認定を受けたことがきっかけで、滋賀県の自然豊かな環境を生かした地域活性化を目指しています。

【琵琶湖漁業の現状】



琵琶湖では、漁獲量が1955年頃の約10,000トンから、2020年には759トンにまで減少しました。この著しい減少は漁業従事者の数にも影響を与え、1978年の3,861人から2018年には836人にまで減少しています。この背景には、コロナ禍や外来魚の影響もあるとされています。

コロナの影響で、法事や宴会の需要が減少し、従来の飲食店営業が厳しくなった中、漁師が自らの観点で新たなビジネスモデルを構築する必要性が生じました。その結果、飲食店から「湖魚専門の漁師旅館」へと業態を転換し、お客様に良質な湖魚を提供しつつ漁師の活動をサポートすることに至ったのです。

【舟倉の魅力とこだわり】



「舟倉」では、漁獲したての天然湖魚を提供しています。特に、琵琶湖の固有種である「ビワマス」は、その上質な味わいから「びわこの宝石」と呼ばれます。顧客からは「湖魚は泥臭いイメージがあったが、驚くほど美味しい」との声も聞かれるほどです。

1. 天然湖魚料理



「舟倉」では、ビワマスの刺身や滋賀県の伝統料理「ふなずし」をはじめ、豊富な湖魚メニューを取り揃えています。特に自家製の「ふなずし」は、独自の製法で作られており、臭みが少なく、まろやかな風味が特徴です。

2. 滋賀ならではの食文化



湖魚料理の他にも、ホンモロコやニゴロブナ、スジエビなど滋賀の郷土料理を楽しめます。多彩な食べ方が育まれた滋賀県の食文化を体感する貴重な機会です。

3. 絶景のロケーション



旅館は全室湖が見渡せる設計で、特にジャグジーバスからの眺めは格別。四季折々の自然を楽しみながら、贅沢なひとときを提供します。

【基本情報】



  • - 所在地: 滋賀県長浜市湖北町尾上313-7
  • - 電話番号: 0749-79-1008
  • - 宿泊料金: 1名 25,000円〜(税・サービス料込)/1泊2食付き
  • - 開業日: 2023年3月1日(水)
  • - アクセス:
- 車利用: 長浜ICより湖岸道路で約20分
- 電車利用: JR北陸線「長浜駅」下車

【オーナーについて】



オーナーの松田悠樹さんは、調理師専門学校を卒業後、京都の老舗懐石料理店で修行。その後、地元である長浜での経験を経て、2018年に家族で「舟倉」を引き継ぎました。地元の自然と人々の温かさを肌で感じながら、地域密着型の旅館として成長を目指しています。

舟倉では、湖魚料理を通じて、地域も共に盛り上がっていくことを目指しており、観光客にとっても特別な体験を提供します。

会社情報

会社名
舟倉
住所
滋賀県長浜市湖北町尾上313-7
電話番号
0749-79-1008

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