エスマット、資金調達成功
2025-04-10 09:27:06

IoTで在庫管理の未来を切り開くエスマット、35億円の資金調達を達成

未来の在庫管理を実現するエスマット



エスマット株式会社は、東京・品川区に本社を置き、IoT在庫管理システム『SmartMat Cloud』を提供する企業です。最近、同社はシリーズCラウンドの資金調達を行い、累計調達額が35億円に達したことを発表しました。この資金は、同社が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)の力の源となり、さらなる事業成長が期待されています。

資金調達の詳細



今回の資金調達では、約4億円を調達し、そのうち三菱倉庫のCVCファンドであるMLCベンチャーズ株式会社からの第三者割当増資が行われました。また、静岡銀行や北國銀行からの融資も受けており、資金は主にプロダクト開発、採用活動、広告宣伝費に充てられます。

『SmartMat Cloud』の特徴



『SmartMat Cloud』は、エスマットが2018年に導入した在庫管理および工程改善のためのDXソリューションです。このシステムは、IoT重量計を利用してリアルタイムに実在庫を把握することを可能にし、在庫管理業務の大幅な効率化を実現します。これまでに1,200社以上の導入実績があり、医療や飲食、宿泊業界において大きな成果を上げています。最近では、自動車や化学業界など、製造業での導入が急増しており、特に国内の大手製造業の約半数以上が『SmartMat Cloud』を取り入れています。

労働人口減少への取り組み



日本全体が抱える労働人口減少という課題は、製造業においても深刻な問題です。そのため、生産性の維持や向上、さらには技術の継承が急がれています。エスマットは、在庫管理から製造現場全体の業務効率化を目指しており、今後は生産ラインのプロセス全体を改善する機能の開発を加速していく方針です。代表取締役の志賀隆之氏と林英俊氏は、この資金調達を通じて、現場と経営の変革を促進する力強いソリューションを提供していくとしています。

今後の展望



今後の展望として、MLCベンチャーズとのパートナーシップを通じて、物流業界における在庫管理の効率化を進め、新たな市場開拓に挑むことが計画されています。また、静岡銀行や北國銀行との協力により、地域が抱える労働力不足を解消するための取り組みも加速させる予定です。

まとめ



エスマットは、IoT時代における在庫管理の新たなスタンダードを確立しようとする試みを通じて、持続可能な社会の構築にも寄与することを目指しています。『SmartMat Cloud』の更なる成長と、業界全体のDX推進が期待されます。詳細情報は公式サイト(こちら)からご確認ください。


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会社情報

会社名
株式会社エスマット
住所
東京都品川区東五反田2丁目9−5サウスウィング東五反田
電話番号
03-4405-5629

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