東京水道株式会社が5年間で離職率を大幅改善
進化する企業の取り組み
東京水道株式会社は、東京都新宿区に本社を構える企業で、2020年からの離職率の改善を見事に達成しました。定年退職者を除く59歳以下の社員の離職率は、2020年度の5.7%から2025年度には2.1%にまで低下し、過去最低水準を更新しています。この改善率は3.6ポイントにも及び、全産業平均の11.5%と比べても大幅に低い数字となっています。
特に低下が目立つ技術職と事務職
特に注目すべきは、技術職の離職率が2025年度には2.4%に改善されたことです。これまで離職率が高めだったこの職種での改善が、企業全体の強化に貢献しています。また事務職においても2025年度には1.7%と過去最低を更新しました。
離職率改善の背景
東京水道がこのような成果を上げた理由には、厳しい人材獲得競争という環境があることが挙げられます。特に技術職に関しては、建設業界や自治体からの需要が高まっており、有効求人倍率も高状況が続いています。こうした状況の中で、東京水道は特に若手社員に対する待遇向上に注力してきました。
待遇向上の具体策
企業が取り入れた施策には、社員住宅の年齢制限の引き上げや、奨学金返還支援制度の拡充などが含まれています。技術職に限らず、すべての社員に対して生活負担を軽減する施策が進められているのです。
また、役割や業務が限定されることのない専任社員制度は原則廃止され、希望者は総合職社員へ転換できるような取り組みがなされています。正社員以外のコールセンターやスーパーバイザーも正社員に転換され、これにより社員の士気向上が図られています。
効率化による持続的な業績改善
待遇向上にはコストがかかりますが、東京水道ではICTツールの導入やドローンによる業務の効率化に取り組んでおり、その結果として持続的な業績改善が実現しています。社員一人ひとりが長く安心して働ける環境づくりに積極的に取り組み、将来的には東京の水道を支える人材基盤を強化していく方針です。
今後の展望
東京水道は、さらなる離職率の改善を目指すと同時に、全社員が安定して働ける環境を整えることで、地域社会への貢献を果たしています。今後も同社の取り組みから目が離せません。
会社概要
- - 会社名:東京水道株式会社
- - 本社所在地:東京都新宿区西新宿六丁目5番1号 新宿アイランドタワー37階
- - 設立年:2004年4月
- - 代表者:野田 数
- - 紹介:東京都の政策連携団体として、東京の水道を支える重要な役割を担っています。2020年に両社が統合し、日本最大級の水道トータルサービス会社へと生まれ変わりました。