昨夏に大反響を呼んだ「ホラーにふれる展-映画美術の世界-」が、新たにオンラインで楽しめる「仮想空間篇」として、松竹株式会社と株式会社クープの共同制作により、qurupoサイト上で無料公開されました。この展覧会は、松竹お化け屋本舗が提供するホラーブランドの魅力を最大限に引き出した展示であり、昨年のリアルな開催時には3か月間にわたり31,000人以上の来場者を記録しました。
この仮想空間篇では、AI搭載型の360°カメラを使用することにより、来場者はまるで会場を貸し切りにしているかのように、いつでもどこでも展示を探検することが可能になります。映画美術の奥深さを存分に味わい、松竹お化け屋本舗が展開する日本のホラー文化に浸れる新しい体験を提供します。
『ホラーにふれる展』の背景
この展覧会は、松竹お化け屋本舗が手掛けるお化け屋敷の魅力の中心とも言える「映画美術」に焦点を当てています。美術セットの舞台裏や制作ノウハウを詳しく紹介するこの展示は、観覧者にとっても新しい視点で映画美術を体験する貴重な機会となります。新潟県立自然科学館で2024年7月から9月まで開催される予定であり、さらなる進展が期待されます。
仮想空間篇の魅力
この仮想体験の操作は非常に直感的で、画面上の白い丸をクリックすることで、気になる場所に自在に移動することができます。これにより、他の来場者に気を使うことなく、最新の仕掛けや演出をじっくりと楽しむことができるので、リアル来場した方々にも新しい発見があることでしょう。
また、ドールハウス機能を利用すれば、全体を俯瞰して見ることができるため、リアルな展示会では味わえない独特な視点で会場全体を体感できます。こうした体験は、仮想空間だからこその特権とも言えるでしょう。
qurupoの特徴
この新サービス「qurupo」は、株式会社クープが提供しているもので、AIを搭載した360°カメラを使用して、空間をデジタルツインとして記録することができます。これにより、従来の写真や動画では表現できなかったライブ感を持つ3D空間の再現が可能になり、歴史的建造物や展示イベントを永続的に保存することを目指しています。
特に、今回使用された「4DKanKan Meta」は、軽量で持ち運びやすく、最大70mの範囲を迅速にスキャンし、リアルな3Dデータを自動生成します。これによりエンターテインメントのみならず、様々な業界での利用も期待されます。
松竹お化け屋本舗とは
松竹お化け屋本舗は、1998年から展開されているホラーブランドであり、映画と演劇の両方において非常に高い専門性を持つ演出や美術を駆使しています。このブランドのスタイルは、来場者に物語の中に迷い込むような没入感の高い体験を提供し続けています。公式サイトではさらなる情報や最新のイベントが随時更新されているため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
まとめ
昨夏の盛り上がりを受け、仮想空間で再度体験できる『ホラーにふれる展』。高品質な3D空間で、映画美術とホラーカルチャーの新たな魅力を自宅で楽しんでみませんか?無料で体験できるこの機会をお見逃しなく!
公式サイト:
ホラーにふれる展仮想空間篇