eBASEBALL プロリーグが野球殿堂へ
2019シーズンの「eBASEBALL プロリーグ」の関連資料が、2019年11月3日から2020年1月25日まで開催された日本シリーズを経て、野球殿堂博物館に寄贈されることが発表されました。この寄贈は、eスポーツとリアルスポーツの融合を象徴するもので、今後の野球界における新たな展開を期待させるものです。
2019シーズンの振り返り
2019シーズンでは、SMBC e日本シリーズが開催され、読売ジャイアンツが千葉ロッテマリーンズとの対戦において2連勝を収め、日本一に輝くという快挙を達成しました。
大会中は、素晴らしいプレイが連続し、eスポーツの魅力が再認識される瞬間が多数ありました。
寄贈式典の様子
この日、式典にはジャイアンツのキャプテンで最優秀選手(MVP)を受賞した舘野弘樹選手が出席しました。舘野選手は、自己の大会で使用したPlayStation®4用コントローラーを庄司正信館長に手渡し、また、NPBの高田浩一郎総合企画室室長からユニフォーム、コナミデジタルエンタテインメントの小林康治執行役員からは選手のサイン色紙が寄贈されました。若い頃から野球ファンであった舘野選手は、自身が小学生の頃に同博物館を訪れた経験を語り、「『eBASEBALL プロリーグ』の資料が展示されることは大変光栄です」と述べ、その喜びを表しました。
プロ野球界の期待
KONAMIの小林本部長は、2019シーズンを振り返りつつ、来シーズンの開催が斉藤惇コミッショナーのもとで正式に宣言されたことに触れ、「もう一つのプロ野球」として、多くのファンが「eBASEBALL プロリーグ」を通じて野球に親しんでくれることを期待していますと語りました。
また、博物館の庄司館長は前年寄贈された資料が若いファンの熱心な注目を集めたことを引き合いに出し、「今後も『eBASEBALL プロリーグ』のさらなる発展に協力していきたい」とコメントしました。
寄贈された資料の詳細
今回寄贈された資料の内容は多岐にわたります。
- - PlayStation®4用コントローラー(舘野選手使用)
- - サイン入りユニフォーム
(「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズン優勝の読売ジャイアンツ、パ・リーグ優勝の千葉ロッテマリーンズ、セ・リーグ優勝の東京ヤクルトスワローズのもの)
- - SMBC e日本シリーズの選手集合写真
- - 全48選手のサイン色紙と選手カード
- - ネーミングライツ試合のユニフォームタグ
(「ローソン eオープニングシリーズ」など)
これらの資料は約1年間、博物館で展示される予定であり、来訪者は「eBASEBALL プロリーグ」の魅力を感じ取ることができるでしょう。
期待される今後の展望
この寄贈によって、「eBASEBALL プロリーグ」への期待がさらに高まります。eスポーツとしての野球の楽しみを、多くのファンが体験できる機会を提供することで、次世代の野球ファンを育てる土壌が築かれつつあります。今後の活動にも注目し、引き続き「eBASEBALL プロリーグ」の成長を見守っていきたいと思います。