360度フィードバックシステムの進化
株式会社シーベースが提供する360度フィードバックシステム「CBASE360」は、フィードバックデータを戦略的に活用できる新機能「人材マップ」をα版としてリリースしました。この新機能は、フィードバックのスコアをマトリクス図に表示し、個人のソフトスキルや組織全体のスキル分布を一目で把握できるようにするものです。これにより、企業は次世代リーダーの育成や人材登用、昇降格といった人事戦略において、より効果的な意思決定を行えるようになるでしょう。
「人材マップ」の特徴
新機能「人材マップ」では、フィードバック結果を選択した軸に基づいて一覧化できます。たとえば、対人スキルと業務スキルを軸とし、それぞれのスキルを持つ個人を比較することができます。また、表示形式も「グリッド図」と「散布図」の2種類から選べるため、利用者は用途に応じて視覚的にわかりやすい方法を選ぶことができます。
開発の背景
シーベースは、フィードバックデータが従業員個人だけでなく、組織全体の状態を把握し戦略を立てる上で非常に重要であると考えています。これまでもフィードバックデータを活用したコンサルティングサービスを提供し、多くの顧客から高評価を受けてきました。そこで、さらなるデータの可視化と簡易化を図ることで、より多くの企業が自律的にデータを活用できる環境を整えるために「人材マップ」を開発しました。
「人材マップ」の活用方法
具体的な活用シーンとしては、例えばパフォーマンスの高いチームメンバーの特性を見極め、適した人材配置方針を決定することが考えられます。横軸を「対人スキル系」、縦軸を「対業務系」と設定して分析を行うことで、特性に応じた人材配置が行いやすくなるのです。
また、人材登用や昇降格の検討にも役立ちます。たとえば、横軸を「ハラスメントリスク」、縦軸を「共感理解」としたマトリクス図を用いることで、潜在的なリスクを分析し、適切な対策を講じることが可能となります。これにより、企業内部でのコンプライアンス強化や健全な職場環境の整備にも寄与します。
リリース情報
「人材マップ」のα版は2024年11月6日にリリース予定で、正式版の提供は2025年を見込んでいます。この新機能の活用により、多くの企業や組織が人材育成や評価を一層進化させることが期待されています。
結び
シーベースは「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする」という使命を掲げ、引き続き個人と組織の成長を支援し続けることを約束します。今後も「CBASE 360」シリーズを通じて、未来の企業の姿を共に描いていければと考えています。