JCBとサムスンが手を組み、Samsung Walletへ決済対応を開始

JCBとサムスン、決済連携を強化

株式会社ジェーシービー（JCB）は、サムスン電子ジャパンとの協力をさらに深め、2025年8月1日から日本のSamsung Walletにおいて、JCBが発行するクレジットカードの登録やモバイル決済の対応を開始することを発表しました。この取り組みは、両社が決済ビジネスを拡大するための重要な一歩となるでしょう。

Samsung Wallet Launch Ceremony

ローンチセレモニーの様子

この発表の一環として、JCBとサムスン電子の幹部が参加したローンチセレモニーが行われ、JCB取締役兼常務執行役員である岡崎正明と、サムスン電子MX事業本部デジタルウォレットチーム副社長のチェウォンチョル氏がからる取り組みの意義と展望について語りました。

岡崎氏は、近年JCBがモバイル決済に注力していることを強調し、「モバイルでのJCBのタッチ決済の取扱高は、2021年度以降急速に拡大している」と語りました。また、Samsung Walletでの対応開始により、さらなる取扱高の向上が期待できると述べました。このプロジェクトは、特にJCBが発行するクレジットカードにフォーカスされ、将来的にはJCBグループ発行カードも対応予定です。

サムスンの戦略

一方、サムスンのチェ副社長は、「JCBは国際ブランドを展開する中で非常に重要なパートナー」と位置づけ、Samsung Walletのグローバルな拡大に向けた意欲を示しました。特に、日本国内でのJCBブランド発行カードの対応開始を皮切りに、今後他のJCBブランド発行会社との共同施策も計画しています。韓国、台湾、ベトナムなどの各国でもSNase Samsung Walletを導入することを視野に入れ、日本国内での協力関係をより一層深めていく方針です。

Samsung Walletのメリット

Samsung Walletは、Samsung GalaxyユーザーがクレジットカードやQRコード・バーコード決済、ポイントカードなどを瞬時に利用できる便利なデジタルウォレットです。このアプリを使用することで、様々なアプリを個別に探す手間を省き、迅速な決済が可能になります。

特長

- 簡単な操作: スワイプアップするだけで決済が可能です。
- QRコード対応: 国内スマートフォンメーカー初のQRコード・バーコード決済に対応しています。
- 公式アプリ: Galaxy StoreまたはGoogle Playから無料でインストールできます。対応端末は2021年以降のSamsung Galaxyスマートフォンとなります。