新たな広告の形、AI擬態ビジョンが優秀賞を受賞
株式会社 LIVE BOARDが開発した「AI擬態ビジョン」が、2025年6月11日に行われた「デジタルサイネージアワード2025」で優秀賞を受賞しました。この技術は、生成AIとライブ配信を駆使した新しい屋外広告の手法です。
デジタルサイネージアワードとは?
「デジタルサイネージアワード」は、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが主催し、優れたデジタルサイネージ作品を表彰するイベントです。今年は4月から5月にかけて作品を募集し、最終的にグランプリと優秀作品が選ばれました。
AI擬態ビジョンの技術
AI擬態ビジョンは、LIVE BOARD、電通、電通クリエーティブXが共同で開発したものです。その仕組みは、まず屋外ビジョンを含む風景を定期的に撮影し、生成AIのAPIを活用して画像データの屋外ビジョンを背景と調和するように加工します。加工された画像が、LIVE BOARDのライブ配信技術を用いてリアルタイムで屋外ビジョンに表示されることで、自然に周囲に溶け込んだ広告表現を実現します。
本技術の魅力
この「AI擬態ビジョン」は、日本国内では初めての試みであり、特に周囲の環境に調和した広告という点が最大の魅力です。リアルタイムで映像が変更されることで、生活者の興味を惹く新しい広告体験を提供します。また、プロンプトを工夫することにより、空に浮かぶ文字や商品、さらには創造的な演出が可能になります。このように、AIを駆使した技術は、多様な広告表現の実現を目指しています。
受賞の背景と今後の展望
AI擬態ビジョンの受賞に際し、dentsu Japanの並河進氏は、「この新たな体験を通じて、今後もテクノロジーと屋外ビジョンを組み合わせた挑戦を続けていきたい」とコメントしました。
LIVE BOARDは、これからもOOH市場やデジタルサイネージの活性化に貢献することを目指し、革新的な広告ソリューションを提供していく計画です。デジタルサイネージアワード公式サイトでは、多くの作品が紹介されているため、ぜひご確認ください。
LIVE BOARDの概要
LIVE BOARDは、デジタルOOH広告の配信を手掛ける企業です。データを基にターゲティングや効果検証を行い、国内初のインプレッションに基づく配信体制を構築しました。また、屋外・屋内などのデジタルOOHを利用し、従来では難しい“ヒト”基点の配信を可能にしました。
企業情報
- - 会社名: 株式会社 LIVE BOARD
- - 代表者: 髙木 智広
- - 所在地: 東京都渋谷区神宮前3-1-30 Daiwa青山ビル7階
- - 創立日: 2019年2月1日
- - 事業内容: デジタルOOH広告の運営、広告媒体の開拓、広告枠の販売
【公式サイトはこちら】(https://www.liveboard.co.jp)