川田工業の健康管理
2018-07-31 16:00:26

川田工業がIoT健康管理システムにより熱中症対策を強化

川田工業が取り組む新しい健康管理システム



今夏の熱中症が懸念される中、川田工業はIoTを活用した健康管理システムの本格導入を始めました。この取り組みは、作業員の健康を守るための重要な一歩です。特に、建設現場における熱中症対策を強化し、安心安全な作業環境の創造を目指しています。

背景と経緯


川田工業は「安心で快適な生活環境の創造」を経営理念に掲げ、さまざまな建築事業を展開しています。その中でも、特に建設現場での作業員の健康管理に注目し、働き方改革を推進してきました。今回のシステムは、ミツフジが開発した銀メッキ導電性繊維を使用したシャツ型ウェアラブルデバイス「hamon®」と連携し、建設現場における健康管理を一層強化するものです。

2017年9月からは、協力会社の作業員を対象に実証実験を行い、実際の建設現場におけるデータを基に「hamon®」の機能を最適化しました。その成果として、現在都内の建築現場やミツフジ福島工場の新築工事において約30人の作業員がデバイスを着用し、リアルタイムで生体データが収集されています。

健康管理システムの機能


この健康管理システムでは、ウェアラブルデバイス「hamon®」を用いて、作業員の体調の変化をよりダイレクトに把握することが可能です。デバイスから送られる情報はIoT技術によってクラウドで集約され、分析されます。この分析により、管理者は作業員のストレス状態や眠気の兆候をPCやタブレット、またはスマートフォンから確認できるようになります。

さらに、加速度データを基にした転倒検知機能も搭載されています。このシステムは、体調の変化に応じてデータを表示する「ソート機能」、また体調の異変を予測し休憩タイミングを通知する「アラート機能」の実装も計画しています。これらの機能により、作業員の健康を管理しやすくし、安全な作業環境を実現することを目指しています。

今後の展望


川田工業は今後、作業員の位置情報管理を取り入れるなど、さらなる安全性の向上を図りたいと考えています。また、工程管理への応用も視野に入れ、健康管理システムの発展と作業効率の向上に努めていきたい方針です。この取り組みを通じて、川田工業は建設業界におけるフロントランナーとして位置づけられ、他業種への展開も視野に入れた職場環境の改善に貢献していく所存です。

川田工業は「安心で快適な生活環境の創造」という理念を実現するために、引き続き新しい働き方を推進し、業界全体の進化を目指していきます。これにより、すべての作業員が安心して働ける環境作りに取り組んでいきます。

会社情報

会社名
川田工業株式会社
住所
東京都北区滝野川1-3-11
電話番号
03-3915-4321

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