コングラント、2025年9月より寄付の新たな決済手段「PayPay」の導入を決定
コングラント株式会社は、ソーシャルセクターと企業向けに寄付に特化した「寄付DXシステム」を提供する企業として知られています。同社は2025年9月より、認定NPO法人や公益法人等を対象に、キャッシュレスの新たな寄付手段として「PayPay」を導入することを発表しました。
寄付におけるキャッシュレス対応の必要性
経済産業省のデータによると、2024年には国内のキャッシュレス決済比率が42.8%に達すると予測されています。これに伴い、寄付活動においてもキャッシュレス決済を利用することで、より多くの人々に支援を促すことが期待されています。しかし、クレジットカードを持てない人や現金派の方々も依然として存在し、決済手段の多様化が求められています。そこで、「PayPay」を活用することが新たな支援者層との接点を生む一助となるのです。
寄付が簡単に!「PayPay」を利用したスピーディーな募金
対象となる法人がコングラントに登録することで、「PayPay」を利用した寄付の導入が可能となります。これにより、法人は自身のプロジェクトページに「PayPay」を決済手段として組み込むことができます。寄付者は、団体が公開した活動や目的を読み、そのまま寄付ができるため、利便性と信頼性も兼ね備えています。たった3タップで完了する寄付手続きは、初心者でも簡単に利用できます。
1.
金額をタップ(任意の寄付金額を選択)
2.
寄付ボタンをタップ
3.
支払うボタンをタップ
実にシンプルで、個人情報の入力もなく、気軽に募金ができる点が「PayPay」寄付の大きな魅力の一つです。
先行事例と利便性の向上
既に、国連WFP協会やピースウィンズ・ジャパンをはじめとする数団体で「PayPay」による寄付機能が活用されており、その利便性に注目が集まっています。また、寄付者情報は「寄付DXシステム」に登録され、以降のコミュニケーションに利用することも可能となります。これにより、寄付者との継続的な関係構築が期待できます。
コングラントの今後
コングラント株式会社は、寄付に関連するサービスやソリューションを提供し、NPOの活動をサポートしています。設立から3年間で、導入団体は3,500団体を数え、寄付流通総額は120億円を突破しています。このまま寄付のデジタル化を進めることで、より多くの方々に寄付を通じた支援の輪を広げていくあり方を模索しています。
寄付ができる法人
- - 認定NPO法人
- - 公益財団法人
- - 公益社団法人
- - 社会福祉法人
利用開始時期
注意事項
- - 継続的な寄付(例:月額・年額)の利用や、イベント・事業費支払いには対応していません。また、個人情報が取得できないため、領収書の発行は行われません。
最後に、コングラントが提供する「寄付DXシステム」によって寄付活動をより一層進化させ、地域社会や様々な支援者に届くことが期待されています。今後の展開にご注目です。