DEAとZUU Fundersが約10億円の資金調達を実施
シンガポールに本拠を置くDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.(以下、DEA)は、ZUU Funders株式会社による「ZUU ターゲットファンド for PlayMining 投資事業有限責任組合」を通じて、約10億円の資金調達を行ったことを発表しました。この資金調達は、DEAの持株会社PlayMiningに対し行われ、今後の成長を加速させる重要な一環として位置づけられています。
この資金は、DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Networks)を基盤とした新たな企業向けWeb3ビジネスの立ち上げや、任務解決型ゲームプラットフォームの強化に活用される予定です。
引受先のコメント
ZUUグループの代表取締役である冨田和成氏は「ZUUグループは、投資家と企業をつなげ、資金提供と成長支援を行ってきた」と説明します。同社は、日本の経済界における富裕層向けの金融メディア「ZUU online」を起点として、2,500社以上の企業との広範な投資ネットワークを形成しています。彼は、DEA社がゲームを通じて企業の課題解決に立ち向かう画期的な企業であり、同社の成長と上場を支援する意向を示しています。
DEAの展望
DEAの共同CEOである吉田直人氏は、「ZUUとの提携でPlayMiningのエコシステムを法人向けWeb3市場に拡大し、社会課題を解決する新しいビジネスを加速させる」と述べています。彼は、ゲームとWeb3技術の融合により、企業の問題解決を楽しみながら実現し、社会貢献に寄与する新たなプラットフォームの拡大を目指しています。
DEAの実績と取り組み
DEAは「PlayMining」と呼ばれる課題解決型ゲームプラットフォームを運営し、NFTマーケットプレイスや自社発行の暗号資産「DEAPcoin(DEP)」も提供しています。例えば、参加型社会貢献ゲーム「PicTrée」は、持続可能な社会を目指すゲームで、全国各地で実証試験が行われています。さらに、AIを活用した「Eco Catcher Battle」など、ゲームを通じたリサイクル支援の取り組みも進めています。
最近では、群馬県前橋市や東京都の一部などで実証試験が行われ、2月には静岡県沼津市や関東3県でも実施予定です。このように、DEAは地域社会の具体的な課題解決に取り組んでいます。
プロフィールと背景
DEAの共同CEO、吉田直人氏はゲームやアニメ業界での長いキャリアを持ち、28歳で自身の会社を立ち上げた後、数回の紆余曲折を経て現在の地位に至りました。また、もう一人の共同CEOである山田耕三氏は、テレビ制作の分野で経験を積み、エンターテインメント全般をプロデュースする立場でDEAの設立に関与しました。
まとめ
DEAは今後、ZUUと連携しながらWeb3市場におけるプレゼンスを強化し、楽しみながら社会課題を解決するための新しいビジネスモデルを構築することを目指しています。同社の取り組みがどのように進化していくのか、引き続き注目が集まっています。