御船印の魅力と販売開始について
本島汽船株式会社は、香川県丸亀市とその周辺を結ぶ旅客船の魅力を発信するために、御船印の新たなデザインを2025年10月1日から発売することを発表しました。御船印は日本の船旅の文化を表す象徴的なアイテムであり、様々な船会社や海事関連の施設で入手できる、いわば「船版の御朱印」です。その魅力から、全国的に自分の旅の思い出を形にするものとして人気を集めています。
今回、本島汽船が新たに販売する御船印は、香川県高松市で活躍するデザイナー、オビカカズミ氏によるデザインとなっています。デザインには、丸亀港から牛島・本島へ向かう航路の景色として知られる壮大な瀬戸大橋の風景と、同地域に生息する美しい蝶「アサギマダラ」が描かれており、地元ならではの自然の美しさを引き立てています。この御船印はシンプルながらも奥深いストーリー性があり、単なる記念品としてだけではなく、アート作品としても楽しむことができます。
御船印のデザインと種類
本島汽船が発表した御船印は、旅客船「にじまる」とフェリー「ほんじま丸」の二つの種類からそれぞれ2種類、合計で4種類のデザインが揃います。例えば、旅客船「にじまる」の御船印には、アサギマダラと虹が描かれたものや、瀬戸内海を疾走する「にじまる」の姿があしらわれています。フェリー「ほんじま丸」の御船印には、瀬戸大橋が描かれているものや、穏やかな瀬戸内を航行する姿が特徴です。
全ての御船印の価格は500円(税込)で、香川県の本島チケットセンターにて購入可能ですが、丸亀港では取扱いがありませんのでご注意ください。御船印を購入するタイミングとしては、旅客船やフェリーが着岸した後、レンタサイクルの貸出作業が終了してからとなりますので、余裕を持ってお買い求めください。
瀬戸内国際芸術祭との連携
2025年10月3日からは、瀬戸内国際芸術祭の秋会期も始まります。本島もこの芸術祭の主要な舞台のひとつとして取り上げられており、期間中には多くのお客さまが訪れることが予想されています。御船印を旅の記念として購入される方も多いため、このタイミングは特におすすめです。
御船印めぐりプロジェクト
御船印は、2021年より開始される「御船印めぐりプロジェクト」の一環として展開されています。このプロジェクトでは、運航する船や就航地の特徴を反映した多様なデザインが用意されており、現在154社が参加しています。コレクションとしての楽しみ方はもちろん、船旅の素晴らしい思い出を作る一助となることを目指しています。
この機会にぜひ、本島汽船の御船印を手に入れ、素敵な船旅の思い出を残してみてはいかがでしょうか。公式HPでも詳しい情報を提供していますので、興味がある方はぜひチェックしてください。