第一セラモが次世代3Dプリンタ展に出展
2025年7月9日から11日まで、幕張メッセで行われる「ものづくりワールド東京・次世代3Dプリンタ展」にて、第一セラモが3Dプリンタ用の最新フィラメント材料を展示します。第一セラモは独自の材料設計技術を駆使し、金属やセラミックスと樹脂バインダーを組み合わせた新しいフィラメントを提供し、3D造形の未来を切り拓こうとしています。
この展示会では、実際に焼結品の展示や造形デモンストレーションも行い、来場者がその革新技術を体感できる機会が用意されています。また、特別講演には第一セラモの社長、川北晃司が登壇し、業界における最新技術の動向や実際の導入事例を紹介します。
展示内容と技術について
1. 3Dプリンタ用フィラメントの紹介
第一セラモのフィラメントは、金属・セラミックス粉末と樹脂からなる特別な混合物で構成されています。このフィラメント方式は、材料を加熱したノズルから押し出して積み重ねる仕組みです。材料の特性は、しなやかで柔軟性がありながらも押し出し強度も兼ね備えており、精密な造形が可能です。造形後には脱脂と焼結のプロセスを経て、高品質な金属・セラミックスの焼結品が得られます。
2. 多様な材料対応
金属材料としてはSUS316L、銅(Cu)、チタン合金(Ti64)、インコネルなどがあり、セラミックス材料にはアルミナやジルコニアが含まれます。これにより複雑な形状や内部の空洞を持つ焼結品が可能となり、従来の製造方法では達成し難かった新たな製品設計が実現します。
3. マルチマテリアル開発
さらには、3Dプリンタ向けの多種材料(マルチマテリアル)の開発にも注力しています。ステンレスやアルミナに加え、チタン合金や銅などの複数の材料を組み合わせて、顧客のニーズに応じたフィラメント化が可能です。
今後の期待
第一セラモは、自社の持つ独自の技術力を駆使し、様々な用途に応じた材料設計を通じて新たな価値を創造し続けています。「ものづくりワールド東京・次世代3Dプリンタ展」は、その技術を広く知っていただく貴重な機会です。業界の最前線で進行中の革新的な技術を体感し、未来のものづくりを一緒に考えていく場となることを期待しています。
出展概要
- - 展示会名: ものづくりワールド東京・次世代3Dプリンタ展
- - 開催日時: 2025年7月9日(水)~11日(金)
- - 開催場所: 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
- - ブース番号: 7~8ホール 小間番号44-12
- - 特別講演: 2025年7月9日(水) 13:30~14:15
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