株式会社マイナビは、社内の人材育成をより一層強化するための新しいプログラム「Mynavi Innovation Camp」(マイナビ・イノベーション・キャンプ、以下MIC)を開始します。この取り組みの目的は、経営方針に従った事業開発や事業企画を行うことができる人材の育成です。初回のキックオフは5月13日(火)に行われ、12名の社員が参加しました。
MIC設立の背景
マイナビは、経営戦略と連動した新たな人事戦略の一環として、事業企画や事業開発に従事する人材を育てることを重視しています。アプローチとしては、新たな価値を創造し、社会や企業に変革をもたらす人材の育成を目指しています。そのため、マインドや技術・スキルを体系的に学ぶ機会を提供するためにこのプログラムが設立されました。
具体的には、約4カ月間の集中的なトレーニングを通じて、事業企画や開発に関心を持つ社員たちが第一歩を踏み出すためのサポートを行います。これは2030年に向けたマイナビの目指すビジョンの実現と、社員が自立したキャリア形成を行うための一助となると考えています。
プログラムの概要
MICは2025年5月から9月中旬まで行われ、受講者が自らテーマを設定し、専門の講師との対話を通じて内容を深めていきます。プログラムは以下のように構成されています:
1. 研修受講:全7回の研修と、2回の個別面談。
2. 自発的インプット:人事部門が提供する研修や動画視聴による知識の強化。
3. イベント:参加者同士の交流を促進し、フィードバックのセッションを開催。
参加者は全9の事業部から選ばれた12名の社員で、一般社員及び管理職が含まれています。
参加者の声
プログラムに応募した参加者はそれぞれ異なる理由を持っています。ある20代の男性営業職の参加者は「マイナビの成長に寄与する人材になりたい」と語り、事業開発に関する深い知識を身につけることを期待しています。
また、30代の男性事業開発職は「アイデアの実現に無力感を感じ、基礎から学び直すことを決意した」と、スキルを向上させる機会としてこのプログラムを捉えています。さらに、新たな企画リリースに関心を持つ20代の女性参加者は、他者からのフィードバックを通じて自身のスキルを認識し、プログラムでの学びを社内の成長に役立てたいと述べています。
人事部の責任者のコメント
人事部門の責任者は、このプログラムが重要な経営課題であることを強調しました。未来の不確実性が高いビジネス環境で新しい価値を創出できる人材を育成することが、マイナビにとって不可欠だと述べ、「この取り組みを通じて社内の潜在的な人材を発掘し、育成していくことを目指しています」と言いました。
新規事業開発室からのサポート
プログラムの設計には、新規事業開発を担当する専門部署が協力しており、新たな事業を生み出すための文化を育てる取り組みが行われています。執行役員は、「人材を増やすことで新たな事業の推進を図り、既存事業のさらなる拡大にもつなげていきたい」と述べています。
最後に
「Mynavi Innovation Camp」は、マイナビの未来を築く重要な一歩であり、社員一人一人の成長を後押しする試みとして注目です。今後の実施結果が楽しみですね。