首都圏・近畿圏の中古マンション、過去最高価格を記録！

中古マンション市場の最新動向

2025年6月のLIFULL HOME'Sマーケットレポートによると、首都圏および近畿圏での中古マンション価格が過去最高を記録しました。これは2021年2月からの計測開始以降、継続的に上昇している結果です。特に東京都心6区や大阪中心6区において、前年同月から価格が顕著に上昇している状況が見受けられます。

シングル向き中古マンションの動向

首都圏では、シングル向け中古マンションの平均価格は約4,398万円、近畿圏では約2,581万円となり、両エリアともに前年同月比でそれぞれ124.3%と125.7%を記録しています。中でも東京都心6区（千代田区や港区など）では、平均価格が7,597万円で141.7%の上昇率を示し、最も高い価格上昇が観測されています。これは、高価格帯の中古マンションへの需要が高まっていることを反映しています。

一方、大阪市中心6区（中央区、北区など）でも、価格が約4,255万円で149.6%と、急激に増加しています。

ファミリー向き中古マンションの状況

ファミリー向けの中古マンション価格も同様に上昇を続けています。首都圏では平均4,810万円、近畿圏では3,035万円前後と、こちらも過去最高を更新。特に東京都心6区のファミリー向け物件が1億4,366万円となり、前年同月比149.8%の上昇を示しています。大阪市中心6区でも8,661万円で148.3%の上昇率を記録しています。

ファミリー向け物件では、築年数の短い新しいマンションの販売が増えていることが背景にあり、掲載築年数が前年同月比で若干下落していることが、価格上昇に寄与していると考えられます。

まとめ

近年の中古マンション市場は、シングルファミリー向けともに活況を呈し続けており、東京都心や大阪中心部の需要の高さが価格に大きく影響しています。今後も再評価されるエリアや物件が多く、投資対象としても注目を集めることでしょう。LIFULL HOME'Sでは、最新の不動産情報を常に提供し、ユーザーが自信をもって物件選びができるよう努めています。