KDDIデータコンペ
2025-03-28 11:22:45

KDDIがSnowflakeと共催したデータ分析コンペが初開催

KDDIがSnowflakeと共催したデータ分析コンペが初開催



2025年3月28日、東京都でKDDI株式会社とSnowflake合同会社が共催した社内イベント「KDDI Data Summit 2025」が行われました。このイベントの目玉は、KDDIグループの次世代データ基盤「TUKUYOMI」を活用して行われたデータ分析コンペティションです。

競技の意義と目的



「KDDI Data Summit」は、2023年から始まったシリーズイベントで、「データ活用コミュニティハブ」によって企画されています。目的は、AIとデータを活用する機会を多くの従業員に提供することです。初年度は初心者向けの研修を行い、次年度は上級者を対象とした機械学習コンペが実施されました。そして、今年は「TUKUYOMI」を用いた分析コンペが行われたのです。これは、KDDIの多様なデータを統合し、さまざまな情報を活用できる新たな局面を意味します。

参加チームとコンペの進行



13の部門から集まった24名の参加者が、全14チームを組成しました。コンペのテーマは「KDDIのサステナビリティ中期目標への貢献」とし、各チームが「未来社会の創造」や「地域共創の実現」、「カーボンニュートラルの実現」といった8つの価値から一つを選定しました。また、対象データとしては「TUKUYOMI」で加工された主要データを使用しました。

プレゼンテーションに先がけて行われた予選では、「ソーシャルインパクト」、「データの表現力」、「アイデアの独創性」を基準に審査が行われました。最終プレゼンを行ったのは、「IPLチーム+新米DSチーム」、「Wakabaチーム」、「品管ネ分チーム」の3チームです。

各チームの提案内容



IPLチーム+新米DSチームのアプローチ



IPLチームは、自らのチーム目標として「年を重ねても、自分らしい生活を諦めない社会の実現」を掲げました。具体的には、高齢者の移動ニーズに応える新しいサービスに焦点を当てました。KDDIが持つ顧客情報や決済データを用いて、高齢者の外出頻度やアクティビティに関する潜在ニーズを明らかにすることで、新たな移動手段を提供する提案を促しました。

Wakabaチームの研究



次にWakabaチームは、三重県のデータを分析し、地域特性に基づいた健康とデジタル社会の推進をテーマとした施策を立案しました。高齢者のデジタル普及率に着目し、「au PAYキャンペーン」とスタンプラリーを組み合わせた施策を提案。これにより、地域の特性に合った施策を実施し、問題解決を目指しました。

品管ネ分チームの取り組み



品管ネ分チームは、健康志向の高まりに応じ、ハイキングキャンペーンを計画しました。品質改善の視点からも、地域の通信品質を向上させるためのデータ分析に基づいた提案を際立たせました。

優勝チームとその成果



審査を経て、最も高く評価されたのは「IPLチーム+新米DSチーム」。メンバーは知的財産部のメンバーで構成されたチームで、データ分析とそのビジネスへの応用の重要性を強調。彼らはデータを基にした説得力のある提案が成功の要因とし、他のチームからも刺激を受けつつ、さらなる成長を目指す意向を表明しました。

今後の展望



審査員たちは、データ民主化とそれによる業務の高度化の重要性を語り、優勝チームに今後の道標を託しました。データ分析の重要性が改めて認識されたこのイベントは、KDDIとSnowflakeのさらなる連携の可能性を感じさせるものでした。今後も、こうした取り組みが継続することを期待したいと思います。


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会社情報

会社名
Snowflake合同会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号

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