バイオマスプラスチックの新展開
2024-02-27 13:00:02

バイオマスプラスチックを用いた自動車部品の新展開

持続可能な未来を見据えた自動車部品の革新



近年、環境問題への意識が高まり、企業は持続可能性に重きを置いた製品開発が求められるようになっています。このような流れの中で、中西金属工業株式会社は、バイオマスプラスチックとバイオマスゴムを使用した製品を多数展開しています。特に注目されるのは、植物由来のバイオマスプラスチックを利用した自動車用ハブユニットの着磁エンコーダの開発です。

バイオマスプラスチックの適用



自動車業界では、特に材料の特性が重要視されますが、NKCが開発した着磁エンコーダは、車輪速をセンサーで測定する機能を持ち、高い熱衝撃性と優れた磁気特性が求められます。この新しい製品は、従来のプラスチックと同等の性能が確認されており、持続可能性と性能の両立を実現しました。

コラボレーションによる新たな価値



この開発には、戸田工業株式会社の協力が大きく寄与しています。同社は広島市を拠点とし、ボンド磁石の分野での専門知識を有しています。ボンド磁石とは、磁石粉末を樹脂やゴムで練り混ぜたもので、プラマグやゴムマグとも呼ばれています。この技術的なコラボレーションにより、中西金属工業は高機能な自動車部品を市場に投入することに成功しました。

実績のある技術力



NKCでは、従来型のプラスチックを使用した着磁エンコーダの量産を行っており、そのノウハウを新製品の開発に活かしています。このため、開発から量産納入までの期間を大幅に短縮しつつ、製品の品質も確保しています。これにより、顧客に対して高い信頼性と性能を提供することが可能となっています。

バイオマスゴム製品への取り組み



さらに、NKCはバイオマスプラスチックだけでなく、植物由来のポリマーを100%使用したバイオマスゴムを用いた製品開発にも注力しています。具体的には、ゴムシールやその他のゴム製品の開発も行っており、これらを通じて持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

まとめ



中西金属工業は、バイオマス由来の材料を利用した製品の開発を進め、サステナブルな未来を切り開く取り組みを行っています。企業としての社会的責任を果たしつつ、パートナー企業との協力関係を強化し、より高性能な製品の提供を続ける姿勢は、多くの業界から高く評価されています。今後もバイオマスに関連する技術の進展と新しい製品の登場が期待されます。

お問い合わせ先


中西金属工業株式会社
担当:軸受事業部技術本部製品開発部
〒530-8566 大阪府大阪市北区天満橋3-3-5
TEL:06-6351-0730
Mail:[email protected]

会社概要


  • - 代表者:代表取締役 中西 竜雄
  • - 所在地:〒530-8566 大阪府大阪市北区天満橋3-3-5
  • - 創業:1924年
  • - 設立:1941年(昭和16年)
  • - 事業内容:ベアリングリテーナーやゴムシール、各種金属プレス加工品、樹脂射出成形品などの製造販売
  • - URL:中西金属工業株式会社

会社情報

会社名
中西金属工業株式会社
住所
大阪府大阪市北区天満橋3-3-5
電話番号
06-6351-4832

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