明治大学付属八王子中高でのAI研修の成功
2025年7月3日、明治大学付属八王子中学・高等学校において、教員向けのAI活用研修「Teaching Partner Program」が開催されました。主催したのは、東京都渋谷区に本社を置くミラッソ株式会社です。この研修には、矢作教頭をはじめとする約70名の教育者が参加し、AI技術の実践的な活用方法に焦点を当てました。
この研修は、教育現場におけるAIの活用を促進し、教職員の業務効率化を目的としたプログラムです。「働き方改革」を念頭に置き、生徒により多くの時間を割けるようにすることを目指しています。参加者からは「AIの活用例について知識が増えた」といった声が多く寄せられました。
研修プログラムの内容
研修は以下のような構成となっていました:
1.
オープニング: AIによる社会の変化や、AI時代に求められる力について解説が行われました。
2.
AI基礎と活用事例理解: 教育分野でのAIの利用可能性についての理解が深まりました。
3.
実践ワークショップ: 参加者はAIツールを用いて、HP文書の改良や小テスト、指導要録の作成を体験しました。
4.
振り返り: 各自が得た学びや今後のAI活用についてのアイデアをシェアしました。
参加者の満足度
研修後のアンケート結果から、参加者の64%が「とても満足」、36%が「やや満足」と回答し、満足度は100%を達成しました。今回の研修を通じて、AIの活用に対する具体的なイメージを抱けた教育者が多かったとされています。また、参加前は「AIを活用するイメージが湧いている」と回答していたのが24%であったのに対し、研修後には64%に増加しました。
教頭の感想
明治大学付属八王子中学校の教頭である矢作健輔氏は「AIはかなり使えると実感し、仕事を軽減する可能性を感じた」と述べました。自身がデジタル技術に疎い中で、具体的かつ段階的な指導があったため、非常に理解しやすかったと好評でした。この研修を通じて、自身の業務改善に対する意識が高まり、実際に業務にAIを取り入れる意欲が高まったとのことです。
AI導入・支援プログラム「Teaching Partner Program」
ミラッソでは、先端ビジネス現場で培われたAIスキルを教育現場に応用し、教職員の業務効率化を図る「Teaching Partner Program」を提供しています。このプログラムでは、業務効率化はもちろん、次世代を担う生徒の指導にも役立つAIスキルを学ぶことができます。
具体的には、生徒の調査書や推薦書の作成、授業資料の作成など、様々な場面でのAI活用が提案されています。
最後に
今回の研修は、教育現場におけるAIの可能性を探る重要なステップとなりました。参加者がAIを使いこなすことで、業務の効率が向上し、より多くの時間を生徒に向けることができるようになるのではないでしょうか。AI指導者としての成長が期待される今日、他の教育機関でもこのような取り組みが広がることを願います。