アスエネ、福井県での脱炭素化へ向けた新たな一歩
東京・港区に本社を構えるアスエネ株式会社が、福井県の「CO-FUKUI未来技術活用プロジェクト」に採択され、地域の中小企業を対象に脱炭素経営の推進に取り組むことになりました。このプロジェクトでは、CO2排出量の見える化を行うことで、地域全体の温室効果ガス削減を目指しています。
取り組みの背景
福井県では、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「ゼロカーボン」を目指すビジョンが策定されています。特に製造業が盛んな地域である福井県においては、CO2排出量の約30%が産業部門からのものであり、この目標を達成するためには製造業の脱炭素化が欠かせません。
しかし、多くの中小企業は情報やリソースが不足しており、脱炭素化の取り組みが進まないのが現状です。そこでアスエネは、これらの課題に対応するため、「中小製造業の脱炭素経営支援」をテーマに提案を行い、プロジェクトに参加することとなりました。
CO-FUKUI未来技術活用プロジェクトの内容
「CO-FUKUI未来技術活用プロジェクト」は、福井県が掲げる「もっと挑戦!もっとおもしろく!」というスローガンに基づき、地域課題の解決を目的とした取り組みです。アスエネはこのプロジェクトを通じて、CO2排出量の見える化を支援するクラウドサービス「ASUENE」を提供し、中小製造業が脱炭素経営を実現する手助けを行います。
具体的には、越前市において脱炭素経営セミナーを開催し、企業が自社のCO2排出量を可視化し、それを基にした削減策を考える場を設けています。アスエネは、このセミナーにおいて脱炭素経営に関する情報を提供し、参加企業が自発的に取り組みを進められるような環境を作ります。
アスエネが目指す未来
アスエネ株式会社のCEOである西和田浩平氏は、プロジェクト採択を受けて、「福井県内の脱炭素化の取り組みを加速することは、地域の伝統や文化、地場産業を守ることにもつながる」とのコメントを発表しています。今後は中小企業が持続可能な形で経済的にも成長できるように、脱炭素化を進めていく方針です。
また、福井県の未来創造部の木内裕貴氏も、アスエネと連携して中小企業のCO2排出量の見える化を進めることで、SDGsの目標達成に貢献することに期待を寄せています。これにより、地域の企業は脱炭素の動きに参加し、持続可能な経営への意識を高めることが促されます。
さらに、アスエネはCO2排出量見える化サービス「ASUENE」を通じ、様々な業界での環境意識を高め、企業が自発的に社会的責任を果たすことをサポートします。これらの取り組みが福井県の地域経済においても重要な役割を果たすことが期待されています。
アスエネとそのサービスについて
アスエネは、CO2排出量の見える化・削減・報告を行うクラウドサービス「ASUENE」を提供しています。このサービスは、複雑なCO2排出量算定業務をシンプルにし、温室効果ガス排出量の算出や報告を支援するものです。
私たちの取り組みを通じて、福井県内での脱炭素経営が推進されることを目指し、地域全体での持続可能な成長が実現されることを願っています。