BS日テレで12月7日(土)よる7時から放送される「令和サスペンス劇場 旅人検視官 道場修作」シリーズ第3弾は、鹿児島県指宿温泉を舞台に、内藤剛志演じる元警視庁検視官・道場修作が新たな事件に巻き込まれていく物語だ。
今回の舞台は、歌人・与謝野晶子も愛した、日本を代表する温泉地・鹿児島県指宿市。道場修作は、亡き妻の思いを胸に、警視庁時代の元同僚・久保一登(村田雄浩)を訪れる。久保は、十年前のある理由で刑事を辞め、現在は指宿の鰹節工場で工場長として働いている。道場が訪れた工場では、亡き妻との思い出が蘇り、新たな旅の始まりを感じさせる。
そして、道場の旅は、知覧茶農家であり茶師の日高菜穂(財前直見)との出会いで大きく変わっていく。事故で夫を亡くした後、息子・春斗(堀川太陽)とは疎遠になり、残された茶畑を一人で守る菜穂。道場と菜穂は、開聞岳を望む池田湖で運命的な出会いを果たし、事件に巻き込まれていく。
湖で発見された謎の遺体、伝統の「味」を巡る利権争い、疑惑が残る十年前の転落事故、父の死後すれ違う母と子…。道場は、警察を退職し“ただの旅人”となった今、事件に関わるつもりはなかったが、地元警察の新人鑑識係・須藤麻友(西堀文)に無意識に助言をしてしまう。次第に事件に巻き込まれていく道場は、自身の過去と向き合いながら事件の真相に迫っていく。
財前直見は、茶師という役柄について「2時間ドラマのロケの楽しさや、仲間と一緒に作っている・生活している感覚を味わったのは本当に久しぶりでした」とコメント。役柄について「菜穂は、母親としての強さもありますが、亡き夫が残してくれた茶畑を女一人で守らなければいけないという強さがある女性です。今回の作品で一番軸になるのは“親子”というところだと思います」と語っている。
一方、村田雄浩は、道場の元同僚役について「台本を最初に読んで、とても面白かったです。これぞ2時間ドラマ、的な。この作品は、人間ドラマの要素をしっかり見せたストーリーのほかに、風光明媚な景色やご当地グルメなども楽しめます。ドラマの中でその土地の情報を得るというのはすごくいいと思います」とコメントしている。
「旅人検視官 道場修作」シリーズは、毎回個性豊かなゲスト俳優が登場し、事件と共に様々な人間模様が描かれるのが魅力だ。今回の第3弾も、指宿温泉の美しい景色と、個性的な登場人物たちのドラマが織りなす、見ごたえのある作品となっている。ぜひ、12月7日(土)よる7時の放送をお楽しみに。