新しい熱中症対策デバイス、熱中警戒ウォッチ Met PRO
TOMONARI株式会社は、2026年5月下旬に新たな熱中症対策製品「熱中警戒ウォッチ Met PRO」をリリース予定です。この製品は、現場における個人の熱中症リスクを把握するために設計された個人装着型デバイスです。特に建設、製造、農業、警備といった屋外作業が多い業種に向けて提供されるこのデバイスは、熱中症対策の新たな一手を提供します。
現代の熱中症リスク
近年、気候変動の影響で猛暑が増加し、働く環境下での熱中症対策が急務となっています。気象庁のデータによれば、2016年から2025年の猛暑日の全国平均は年間340回に達し、1976年から1985年の平均226回と比較して約1.5倍に増加しています。こうした背景から、労働安全衛生規則も改正され、事業者に対して熱中症予防のための体制整備が求められています。
しかし、従来の熱中症対策は環境全体に着目してきましたが、作業ごとの個々のリスクを管理する手段が欠けていました。作業者によっては、自身の状態に気づかず、適切な休憩を取ることが難しいという問題も存在します。このような状況から、個人単位での熱中症リスクを把握できるデバイスの必要性が高まっています。
「熱中警戒ウォッチ Met PRO」の詳細
1. WBGT近似値によるリスク把握
本製品では、湿球温度、黒球温度、乾球温度の3要素を基にWBGT値の近似値が算出され、これを元に現場の暑熱環境を客観的に把握できます。センサーによって測定したデータに基づき、リアルタイムで熱中症リスクを評価し、表示する仕組みが搭載されています。
2. リスクの見える化
熱中警戒ウォッチ Met PROでは、心拍数や表面温度を測定し、四段階の熱中症リスクを視覚化します。これにより、作業者は自分のリスク状態を把握しやすくなります。また、警戒アラームの発生履歴も記録され、リスクがどの程度上昇したのかを確認できます。
3. 行動の促進
熱中症リスクが上昇した際には、デバイスから振動や音で警告され、休憩を促す通知が行われます。緑の注意から始まり、赤の危険まで、視覚的な指示で作業者に行動を取らせやすい仕組みとなっています。
法人導入を見据えた設計
このデバイスは、耐久性が考慮されており、IP67相当の防塵防水性能、耐振動性、耐衝撃性を持って設計されています。これにより、厳しい現場環境でも安心して使用できる仕様です。また、USBマグネット式の充電方式を採用しており、バッテリーも長持ちします。1回の充電で約7日間の連続使用が可能です。
今後の展開
TOMONARI株式会社は、本製品の法人向け販売を進め、学校や高齢者施設など多様な現場での導入を目指すとしています。個人の健康管理と環境の安全管理を組み合わせることで、より持続可能な労働環境を提供することを狙っています。
新たに登場する「熱中警戒ウォッチ Met PRO」は、2026年6月に発売予定。これにより、現場における熱中症のリスク低減が期待されています。今後の展開に注目です。
TOMONARI株式会社は、安全な作業環境づくりのため、現場からのフィードバックを反映させながら製品開発を進めていく方針です。この新たなデバイスが、熱中症対策のスタンダードとなることを願っています。