次世代動画生成AIが農業を変える！全国コンテスト開催のご案内

次世代動画生成AIが描く農業の未来

農業と新技術の融合が進む中、若者たちが「未来の農業」を自由に表現する機会がやってきました。農家支援コミュニティ「Metagri研究所」が主催する動画生成AIを活用したプロモーションコンテスト「AGRI VISION for Gen Z」が2025年10月10日から始まります。このコンテストでは、全国の若者が新しい農業の姿を30〜60秒の動画として制作し、審査には彼ら自身が参加します。

コンテスト概要

「もしも未来農業戦略室『初代室長』に任命されたら？」というテーマで、参加者は動画生成AIを駆使し、魅力的なプロモーション動画を制作します。応募資格は年齢や国籍を問わず、未来の農業に興味がある方で、特にZ世代の参加が期待されています。

応募期間は2025年10月10日から11月2日まで。作品の条件は、動画生成AIを使って制作されたもので、内容は日本語または英語とし、720p以上の画質で出力されることが求められます。

Z世代による審査選考

審査の最大の特徴は、Z世代（10代・20代）がオンライン投票によって受賞作品を選ぶ点です。この新しい形の審査方法は、参加者たちの意見が直接反映され、若者たちの視点から評価された農業の未来を描けるチャンスでもあります。

賞品内容

コンテストではグランプリ受賞者には2025年秋収穫の新米10kgと「Metagri会員証NFT」というデジタル証明書が贈呈されます。準グランプリにも新米5kgが同様に贈られ、特別賞として旬の農産物や会員証NFTも用意されているため、多くの参加者にとって魅力的なインセンティブとなるでしょう。

背景にある農業の課題

現在、日本の農業は高齢化問題や若者の農業離れといった大きな課題に直面しています。農業従事者の平均年齢は69.2歳を超え、若者たちが農業に対して持つイメージも「古い」や「カッコ悪い」といったネガティブなものが占めています。しかし、動画生成AIといった最新技術の導入により、この風潮を打破するチャンスが訪れています。

2025年9月30日にリリースされたOpenAIの動画生成AI「Sora2」を筆頭に、RunwayやGoogle Veoといった技術が利用できる今、クリエイティブ産業や農業のプロモーションは新たな表現方法を手に入れています。農業は今、データサイエンスやバイオテクノロジー、ロボティクスの最前線へと変貌を遂げつつあります。

参加方法

参加を希望する方は、まず作品を制作し、応募フォームから必要事項を記入して動画をアップロードします。作品の数量制限はあり、1応募者につき3作品までの提出が可能です。審査は2段階に分かれ、第一次審査ではZ世代による投票、最終審査では投票結果を基に運営事務局が決定します。

受賞作品は2025年11月中旬に公式サイト及びSNSで発表されますので、参加者はドキドキしながらその結果を待つこととなります。