企業の未来を左右する管理職育成の新しい視点とは
2025年6月27日、株式会社イマジナ(代表取締役社長:関野吉記)が東京ビッグサイトで開催した「HR EXPO」では、管理職育成に関するセミナーが行われました。タイトルは「企業の未来は管理職が握っている!? 自走型社員を生み出す育成方法とは」。満席となり、参加者は立ち見まで出るほどの大盛況でした。この背景には、現代企業が抱える深刻な課題があります。それは、「指示待ち社員をどう変えるか」という悩みや、「成熟した判断力を持つ人材を育てるためには何が必要か」という点です。
自走型社員を育てる心理的成熟の重要性
セミナーでは、心理学と教育学に基づく「未熟さ」の定義からスタートしました。アメリカの著名な心理学者ローレンス・スタインバーグの研究によると、「判断ミスは能力の欠如ではなく、心理社会的未熟さに起因する」とされています。人間は未熟なうちは、周囲の空気や他人に流されやすく、自己判断ができない状況に置かれがちです。
このような背景を踏まえ、イマジナが提唱する育成アプローチは、単に「叱る」や「型にはめる」のではなく、社員に「考えさせ」、「言語化させる」ことで、心理的な成熟と自走力を高めることを目指しています。これにより、社員自身が成長する土壌を整えます。
管理職の役割の再定義
本セミナーでは、特にマネジメント層へのメッセージが強調されました。管理職は「答えを出す人」ではなく、「成長を引き出す人」としての役割を果たさなければならないとのことです。具体的には、「判断力・主体性・言語化力」を育むための問いの投げ方や育成の順序、上司としてのふるまいなど、実際の事例を交えながら解説されました。
参加者からは、「“人を動かす”のではなく、“人が自ら動くように支える”役割の重要性を実感した」との声が多く、セミナー後のアンケートには「現場ですぐ活かせる」「納得感が高い」といった感想が寄せられました。
今後の取り組みと展望
株式会社イマジナはこれからも、心理学、教育学、行動科学などの学術的な知見を基にした管理職の再教育と組織変革を支援していく方針です。単なるスキル研修にとどまらず、人の成熟と対話を重視する次世代型のマネジメント支援への関心を持つ企業様には、ぜひお問い合わせを勧めています。現在、イマジナは2,900社以上にわたり、ブランディング支援の実績があります。理念浸透、人材育成、組織強化に特化したコンサルティングの提供を通じて、企業の持続的な成長をサポートしています。
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