再生プラスチック推進
2025-02-05 10:57:21

彩の国ビジネスアリーナ2025での再生プラスチック活用の取り組み

再生プラスチック活用の新たな一歩



2025年1月22日と23日に開催される「彩の国ビジネスアリーナ2025」において、東武商事株式会社が注目の取り組みを披露しました。本社は埼玉県北葛飾郡松伏町に位置し、産業廃棄物の収集や運搬、中間処理に関わる企業です。

資源循環の重要性



東武商事は、持続可能な社会を実現するためにプラスチック資源循環に力を入れています。特に注目されるのが、ユニリーバ・ジャパンの「UMILE(ユーマイル)」プログラムへの参画です。このプログラムでは、日常生活で使われるシャンプーやボディソープのボトル、詰め替えパウチの回収・選別・破砕・洗浄という一連の工程を通じ、リサイクル可能なプラスチックとして再生しています。この取り組みは、埼玉県のサーキュラーエコノミー型ビジネス創出事業にも選ばれています。

プラスチックリサイクルの技術



一般的な水洗いでは落ちない汚れや臭いの問題を解決するため、特別な機械を用いて実験を行い、効率的な破砕・洗浄方法を確立しました。この技術により、これまで捨てられていたプラスチックがリサイクルされ、再生プラスチック原料として使用されるようになりました。

さらに、令和6年度のプロジェクトでは、対象となるプラスチック製品の拡大も目指しており、様々な業種からのニーズに応じて破砕・洗浄方法を調整しています。

アップサイクル品の開発



また、プラスチックのリサイクルだけでなく、アップサイクル品の試作開発にも力を入れています。これにより、リサイクルプラスチックの使用先を増やし、その意義を高める取り組みが行われています。

特に、医療や介護現場で使われる感染性廃棄物の回収容器のアップサイクルに注目しています。この回収容器は、リサイクルしたプラスチックを原料として安全性を高めつつ、使用済みの注射針などが含まれるため、医療現場での安心感を確保しています。

新たな試作品の展示



今回、彩の国ビジネスアリーナ2025で展示された感染性廃棄物の回収容器の試作品は、強度と密閉性を兼ね備えています。医療現場での安全な廃棄が求められる中、この新しい容器がどのように役立つか注目されています。UMILEで回収されたプラスチックは、株式会社エコバンクによってペレット化され、関連会社の株式会社パートナーズコーポレーションで成型されています。

環境への貢献



東武商事の取り組みは、リサイクルやアップサイクルの技術を通じて、環境保護にも寄与しています。持続可能な資源循環を啓発し、多様な企業と連携することで、地域社会への貢献を目指しています。

今後も、持続可能性を重視し、新たなビジネスモデルを実現するための努力が続けられることでしょう。これらの取り組みが、環境保護に向けた大きな一歩となることを期待しています。


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会社情報

会社名
東武商事株式会社
住所
埼玉県北葛飾郡松伏町ゆめみ野東4-4-4
電話番号
048-992-1039

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