社会の変革を語る「NSK Future Forum 9」が放送開始

日本精工株式会社（NSK）が主催する「NSK VISION 2026 Project: SENSE OF MOTION-Future Forum 9」が、2024年12月12日（木）15:00よりYouTubeで無料配信されます。このフォーラムは、2016年の創立100周年を機に策定された「NSK VISION 2026 Project」の一環として開催され、世界中から集まるさまざまな専門家たちが現代社会の問題について話し合います。

フォーラムの概要

「NSK Future Forum」は「動き」をテーマに掲げ、参加者がこれからの社会におけるさまざまな視点や挑戦について知見を共有します。現代は、気候変動、孤立、雇用問題、AIなどの複雑な課題に直面しています。これらの「やっかいな問題（wicked problem）」に対し、参加者が如何にアプローチし、解決策を探るのかが焦点です。

流れとプログラム

フォーラムはまずオープニングで市井明俊氏と小川紗良氏の進行によって開始されます。
1. プレゼンテーション1: 「テクノロジーとつくる、あたらしいボーダレス」 - 武藤将胤
- ALS患者でありながら、様々なテクノロジーを活用して新たな挑戦を続けている武藤氏が、個々の挑戦がもたらす変革について語ります。

2. セッション1: 「幻とのつきあい方」 - 九段理江 × 宮地尚子
- SNSやAIの普及が「本当の自分」に与える影響について、精神科医めでる宮地氏と小説家九段氏が対談し、新たなリアリティの中で我々がどのように自己を見つめるべきかを探求します。

3. プレゼンテーション2:「他者の靴を履く:アナーキックエンパシー」 - ブレイディみかこ
- ダイバーシティの話題を切り出し、相手の立場を想像することの重要性を語ります。あらゆる状況において、他者を理解し共感する力が求められています。

4. セッション2: 「100人100通り:『ちょうどよい』社会のあり方」 - 菅原直樹×矢田明子×小川紗良
- 共生の社会を実現するための仕組みや、その意義についてトークセッションが行われます。

クロージング

最後は再び市井明俊氏と小川紗良氏が進行し、フォーラムを締めくくります。参加者に向けた質疑応答の時間も設けられ、より深い対話が期待されます。

フォーラムの目的

「SENSE OF MOTION-Future Forum」は、あたらしい発想で未来の社会を革新するためのプラットフォームです。このフォーラムを通じて、専門家同士のつながりを深め、現代社会が直面する課題に対する理解を深めることが目的となっています。

また、日本精工株式会社（NSK）は、1916年の設立以来、べアリングを中心に多様な「動き」を支える部品を製造し、産業発展に寄与してきました。今回のフォーラムも、その理念を具体化し、社会がより良い方向へと進む一助となることを目指しています。