京都・宇治の新たな器プロジェクト「osaa」
京都・宇治で400年以上の歴史を誇る窯元、「朝日焼」が、フィンランドのデザインスタジオ「Kaksikko」とのコラボレーションによる新しい器のプロジェクト「osaa」を発表しました。このプロジェクトは、3日間にわたってデンマーク・コペンハーゲンで開催される北欧最大のデザインフェスティバル「3daysofdesign」でお披露目される予定です。
自然と素材への敬意
「osaa」は、日本と北欧の文化に共通する自然や素材を重んじる価値観を基に展開されています。プロジェクトでは、日本、フィンランド、デンマークの著名なレストランシェフと対話を行い、彼らの料理に最適な器を創造しています。その結果、日本の「そ/s/KAWAHIGASHI」、ヘルシンキの「Grön」、コペンハーゲンの「Admiralgade 26」といった3つのレストランが参加し、料理と器の理想的な関係性を追求しています。
朝日焼では、器を使い続けることで育てるという感覚が根付いており、使われることによって本来の姿を現す器の特性を生かしています。このプロジェクトにおいては、料理、土、デザインが交差し、長期間にわたる使用を通じて器が育つ様子を探る試みが行われています。
設計と展示の魅力
プロジェクトの発表は、デンマーク・コペンハーゲンの「Admiralgade 26」で行われ、会場では茶室を模した空間や、茶道の動きを取り入れたプログラムが用意されています。特別なイベントも計画されており、6月12日には京都からの料理人を迎え、懐石料理を基本にしたコラボレーションディナーも開催されます。来場者は、新作の器を用いた食事体験やカフェを楽しむことができます。
3daysofdesignの魅力
「3daysofdesign」は、コペンハーゲン全域で展開されるデザインフェスティバルで、家具や工芸、建築など多彩なデザインが披露される場です。このイベントには、デザイナーやメディア、バイヤーが集まり、国際的なデザイン交流の場となっています。「osaa」は、このフェスティバルの中で日本とフィンランドの文化的交流を深めるべく、多くの人々に新しい体験を提供します。
朝日焼の背景
朝日焼は、宇治茶の文化と深く結びついた窯元であり、現代の食文化にも対応した器作りを行っています。土の表情や手仕事の痕跡が器に息づき、共に時間を重ねることでその魅力が増します。日本の伝統的な器作りの中で、朝日焼は日常使いの器から特別な場面を彩る器まで、幅広いラインナップを展開しています。公式サイトやInstagramでその魅力を堪能できます。
最後に
新たな器プロジェクト「osaa」は、京都とフィンランドの文化の交差点に位置する画期的な試みです。器を通じて料理の新しい可能性を示し、持続可能なデザインの未来を築くことを目指しているこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。