高流動コンクリート「LACsコンクリート®」の可能性とその技術セミナー
2025年4月25日、建設業界における最新技術の一環として、鹿島建設株式会社が提供する高流動コンクリート「LACsコンクリート®」に関する特別セミナーが開催されます。セミナーは日本計画研究所の主催によるもので、講師には、鹿島建設の技術研究所土木材料グループ主任研究員の松本修治氏が招かれ、LACsコンクリートの最新の技術開発動向とその将来展望について解説が行われます。
セミナー開催の背景
少子高齢化や労働力不足が進む現代社会において、建設業界では「i-Construction 2.0」が国交省主導のもとで進められており、施工のオートメーション化が強く求められています。この流れの中で、コンストラクション工程の効率化と生産性の向上が急務であると同時に、コスト削減も重要なテーマとされています。そこで、鹿島建設は、締固め作業を不要にする高流動コンクリートの開発を進めてきました。
LACsコンクリートの特徴
LACsコンクリートは、既存の高流動コンクリートの性能を維持しつつ、施工コストを抑えた新たなコンセプトのもとに開発されたコンクリートです。セミナーでは、まずLACsコンクリートの開発背景とその目的、さらにはコンクリート技術の歴史について説明されます。その後、具体的な開発コンセプトや実現方法、そして直面する課題についても詳しい解説が行われます。
配合設計と施工要領
LACsコンクリートの施工に関する重要な要素として、細骨材の微粒分を効果的に使用する方法や現場での流動化の技術が挙げられます。また、実際の工事における適用例として、仮設構造物や浄水場、さらにはダムの堤体保護工事など、多岐にわたる事例が紹介される予定です。
今後の展開につながる技術
セミナーの最後にはLACsコンクリートの今後の展望が語られ、参加者は新しい技術がもたらす可能性について知見を得ることができるでしょう。さらに、質疑応答セッションや名刺交換の時間も設けられ、企業や専門家同士のネットワーク構築の機会も提供されます。
セミナーの受講方法
受講方法は、会場での参加だけでなく、オンラインでのライブ配信やアーカイブ視聴のオプションも用意されており、参加者は自分の都合にあった方法を選択できます。受講料は、一般参加者が35,360円(税込)であり、社内・関連会社のグループ割引も verfügbar です。
現在、セミナーの詳細や受講申し込みは、日本計画研究所の公式ウェブサイトから行うことができます。この機会に、最新のコンクリート技術を学び、個々のビジネスに役立てるための新たな人脈形成の場にぜひご参加ください。