カゴメ株式会社、サプライヤーエンゲージメントの最高評価を再び獲得
カゴメ株式会社(本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長: 山口 聡)が、国際的な非営利団体であるCDPの「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、2022年に引き続き、最高評価「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されました。この評価は、会社がサプライヤーとの関係をどのように強化し、気候変動に向けた取り組みを進めているかを示すものです。
CDPは企業の環境情報の開示を評価する国際的な組織で、企業が持続可能な経済に向けた取り組みにおいて重要な役割を果たしています。その中でも、「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、企業がサプライヤーとのエンゲージメントを高め、気候変動対策を促進する際の指標として注目されています。
カゴメの取り組みと評価の詳細
カゴメは、すでに2025年2月に、CDPによる「気候変動」調査において最高評価の「Aリスト」企業に選定されています。これに続く形で「サプライヤー・エンゲージメント」についても同様に高く評価されたことは、社内外での取り組みが効果を上げている証拠です。
「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、企業が行う気候変動に関する調査に基づき、ガバナンス、目標設定、Scope3の排出量、バリューチェーンでのエンゲージメントの4つの側面から評価されます。カゴメは2030年に向けた温室効果ガス排出削減目標を策定し、2022年にはSBT(Science Based Targets)イニシアチブの認証をも取得しています。さらに、2025年7月には農業などでの土地利用から発生する温室効果ガス排出量について短期目標の認定も得ています。
Scope3排出量削減の重要性
温室効果ガス排出量の削減は、サプライチェーン全体での協力が不可欠です。特にScope3排出量は、サプライヤーのパフォーマンスに大きく依存しているため、カゴメはより多くのサプライヤーを巻き込み、共に削減目標を達成することが重要だと考えています。今回の評価では、温室効果ガスの削減目標の設定だけでなく、サプライヤーの排出量の把握や削減における課題の理解が評価されています。このような取り組みが、学校や業界全体の意識を変え、持続可能性を向上させる鍵となります。
今後の展望
カゴメは今後も、持続可能な地球環境の維持に向けた努力を続けます。温室効果ガスの排出量削減は、環境問題における優先的な課題であり、気候変動への取り組みが依然として重要であることを再確認しました。これからもサプライヤーやパートナーと連携し、持続可能な社会の実現に向けて邁進していく方針です。カゴメの取り組みは、他の企業に対する模範ともなり、今後の環境改善へとつながることが期待されています。