東京23区におけるバーチャルオフィスの分布状況を徹底調査

東京23区におけるバーチャルオフィスの分布状況

株式会社バーチャルオフィス1が2025年6月に行った調査により、東京都23区内にあるバーチャルオフィスの数は合計440件であることが判明しました。

バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスとは、実態のあるオフィスではないものの、ビジネスで利用できる住所を貸し出すサービスを指します。この調査では、以下の2つの基準に基づきバーチャルオフィスを定義しました。
1. 事業者が自ら「バーチャルオフィス」という名称を使用しているサービス
2. ビジネス用の住所を賃貸しており、ワークスペースとセットではないサービス

調査手法

調査はインターネットを利用し、「バーチャルオフィス」と各区名を組み合わせたキーワードで検索を行い、公式サイトにたどり着いた事業者を抽出しました。バーチャルオフィスの名を使用していない事業者に関しては抽出されていない可能性があります。

各区のバーチャルオフィス件数

以下に2025年6月時点での各区におけるバーチャルオフィスの件数を示します。

- 千代田区: 59件
- 中央区: 70件
- 港区: 111件
- 新宿区: 41件
- 文京区: 2件
- 台東区: 9件
- 墨田区: 3件
- 江東区: 6件
- 品川区: 15件
- 目黒区: 9件
- 大田区: 2件
- 世田谷区: 8件
- 渋谷区: 66件
- 中野区: 3件
- 杉並区: 5件
- 豊島区: 15件
- 北区: 3件
- 荒川区: 2件
- 板橋区: 3件
- 練馬区: 2件
- 足立区: 4件
- 葛飾区: 1件
- 江戸川区: 1件

合計で440件のバーチャルオフィスが存在しますが、特に検出された件数が多いのは港区で、111件と、全体の中でも大きな割合を占めています。

主要な分布の傾向

港区、中央区、渋谷区、千代田区、新宿区の5つの区において、全体の78.9%にあたる347件が集中しています。これは、ビジネスに適した住所を利用するニーズに対応するため、事業者が集結していることを示しています。

全23区においてバーチャルオフィスが確認されている点も注目に値します。地域密着型のビジネスを行う企業やフリーランスの法人が、バーチャルオフィスの恩恵を受けている様子が伺えます。