空き家再生プロジェクト
2023-12-01 12:00:02

神奈川県山北町が挑む空き家再生!福活プロジェクトが本格始動

2023年12月1日、神奈川県山北町において「山北空き家福活プロジェクト」がスタートします。これは、少子高齢化や人口減少に悩む地域において、空き家を一体的に活用して再生を図る取り組みです。一社・かながわ福祉居住推進機構が中心となり、国土交通省の支援の下、地元の役場や社会福祉協議会、商工会、観光協会、町づくりの専門家等が協力し、進めてまいります。プロジェクトの第1年目の課題は、対象となる空き家の選定や、運営主体の決定、さらには改修工事の設計作業です。これにより空き家を福祉サービスの拠点とし、地域住民と移住者が交流できる環境を整え、慢性的な過疎化に対処することを目指します。

山北町の特色と背景



山北町は神奈川県の最西部に位置し、その大半が丹沢大山国定公園として美しい自然に恵まれています。豊かな山々や澄んだ空気の中で過ごす生活は、過去のピーク時(昭和30年)には16,689人だった人口が、令和2年には9,761人にまで減少する中でも変わらず魅力的です。65歳以上の高齢者の割合も39.8%を占め、少子高齢化が進行しています。一方で、都心からのアクセスも良いため、これを活かした地域活性化が求められています。

福活プロジェクトの狙い



「山北空き家福活プロジェクト」は、空き家をただの負の遺産とせず、新たな可能性を秘めた資産として再評価し、地域共生の住環境を構築することが目的です。空き家を活用することで、子育て世代や高齢者、リモートワーカーなど多様なニーズに対応した新しい地域づくりを目指します。

提案されている空き家の活用法


プロジェクトでは、以下のような形で空き家の活用が予定されています:
  • - 高齢者・障がい者の交流拠点:地域の人々が集まる場所
  • - リモートワークオフィス:都市部との接点を持つための働き場所
  • - 二地域居住拠点:都市と自然の両方を享受する住まい
  • - 子育て支援拠点:子育て家庭を支える場所
  • - 障がい者グループホーム:安心して暮らせる住環境の提供

実施活動



アンケート調査


プロジェクトは市民との連携を重視しており、山北町民や駅前商店街の関係者から意見を募るアンケートを実施します。住まいの状況や生活上の課題、商店街の活性化に向けた意見を集めることで、より厚みのある地域づくりに活かしていきます。このアンケートは郵送やメール、ウェブフォームでの回答を受け付け、できるだけ多くの意見を反映させるつもりです。

活用団体の募集


空き家を利用した事業に向けて、リモートワークオフィスや障がい者グループホームなど、さまざまな運営者を広く募集します。世界情勢により変化した働き方を反映し、テレワークや新たな居住スタイルに対応した場所として機能することも視野に入れています。多様な人々が集まることで、より活発な地域活動が期待されています。

情報発信


プロジェクトの公式ウェブサイトを立ち上げ、活動内容や地域の魅力を公開しています。今後はSNSなどを通じて情報を随時発信し、山北町の移住や空き家活用を検討している方々に向けた情報提供を強化していきます。

このように、山北空き家福活プロジェクトは、空き家の再生を通じて地域活性化を実現し、未来の地域の在り方を模索するきっかけとなるでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人かながわ福祉居住推進機構
住所
神奈川県横浜市中区山下町23番地日土地山下町ビル9階
電話番号
045-264-4784

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