人気講師が指南する、基礎から学ぶ英文法の全貌とは？

英語を深く理解するための一冊

本日、株式会社くろしお出版より『英文法の展望台全体像をつかむ英語上達トレーニング』がリリースされました。この書籍は、大手予備校で豊富な英語指導経験をもつ著者、戸澤全崇氏が手がけたもので、上達を目指す受験生や社会人にとって役立つ内容になっています。

基礎を固める重要性

英語の数字や単語を覚えることも大切ですが、まずは基礎を固めることが肝心です。著者は英語学習において、基礎が英語力の土台であると強調しています。特に受験生に対しては、基礎の理解がいかに重要であるかを伝え、軽視しないように助言しています。

展望台の概念

本書では基礎を「展望台に登って景色を眺める」アプローチで描写しています。英文法の展望から全体像を把握すると、必要な知識がどこで使われるかが明確に見えてきます。具体的に、例文を読みながら、「全体像」の図に情報を書き込むことで、部分と全体の関係をさらに意識しやすくなります。

理解を深めるためのメソッド

著者のメソッドは、単に文法を教えるだけではありません。本書では、解説を用いて知識を体系的に整理し、演習問題を通じて理解を確認するプロセスが設けられています。その際には、音声素材も利用可能で、リスニングやスピーキングスキルを鍛えることにも力を入れています。これにより、学習者は瞬間的に英文を判断する能力、いわゆる「真の基礎力」も習得できるでしょう。

注目の書籍目次

書籍は3部構成になっており、以下のような目次が設けられています。

第1部カタマリを理解する

1. 意味のカタマリ
2. 名詞のカタチ
3. 修飾

第2部全体像の要素を見分ける

1. 文頭のパターン
2. 動詞とその周辺
3. 補部―より正確な理解へ
4. 文末の副詞

第3部さまざまな文のパターンに対応する

1. 文の種類
2. 態（能動態・受動態）
3. 例外（倒置など）

著者について

戸澤全崇氏は、東京外国語大学で英語を専攻し、代々木ゼミナールを経て今は駿台予備学校で講師を務めるなど、数々の教育現場に関わる経験を持つ専門家です。特に大学受験生への指導やオンライン授業の担当でも知られており、教育研究所でのセミナーにも参加しています。著者が記述した『ライトハウス英和辞典』の文法解説も多くの学生に利用されています。