Index ExchangeとSupershipが新たな広告連携を開始、収益拡大に期待

新たな広告連携がもたらす可能性

この度、Index ExchangeがSupershipの提供する「ScaleOut DSP」と接続を開始しました。この連携により、Index Exchangeのユーザーであるパブリッシャーは、ScaleOut DSPのユニークなデータを活用し、より精密なターゲティングが可能になります。さらにRTB（Real-Time Bidding）接続先が増えることで、競争が活発化し、広告収益のさらなる増加が期待されています。

ScaleOut DSPは、Supershipの独自データとさまざまなパートナーデータを用いて、クライアントの多様なニーズに応えながら、広範囲にわたるメディアへのターゲティング広告を柔軟に配信するためのDSPです。ダイレクトマーケティング、ブランドマーケティングの両方に対応するため、質の高い広告配信が実現されています。クライアントはIndex Exchangeの安全で透明性のあるマーケットプレイスを通じて、ブランド認知やユーザー獲得を目指した広告キャンペーンを展開できます。

業界の透明性とセキュリティ

Index Exchangeのエクスチェンジプラットフォームは、すべてのチャネルとフォーマットにおけるトランザクションレベルのデータを提供することが特徴です。また、業界をリードする保護ベンダーとの連携を通じて、透明性とセキュリティ機能も強化されています。さらに、機械学習技術を用いて、毎日数百億の入札リクエストを最適化し、最も効果的な広告配信を実現しています。

Supershipの執行役員である大野祐輔氏は「Index Exchangeとのパートナーシップによって、高品質なインベントリと効率的な買付ロジックを活用し、メディア社や広告主にさらなる価値を提供できることを期待しています」と述べています。

新たな広告の未来

一方、Index Exchange日本担当の香川晴代氏は、「ScaleOut DSPとの連携を通じて、広告エコシステムの進化に寄与していくことを嬉しく思っています。双方の協業により、エージェンシーのSPO（Supply Path Optimization）施策をサポートしていきます」とコメントしています。

この新たな接続は、パブリッシャーに対する収益の強化と、バイヤーにはより高い広告効果をもたらす期待が高まります。Index ExchangeとSupershipはこの連携を通じて、質の高い安全な広告環境を維持しつつ、業界全体の競争力を一層強化していく方針を示しています。

企業概要

Index Exchangeは、媒体社の収益化を図るためのグローバル広告マーケットプレースとして、トロントに本社を構え、20年以上にわたりアドテクノロジーの革命を主導してきました。

一方、Supership株式会社は、正確なデータを基にしたデジタルマーケティングの支援や、プライバシーファーストな広告配信のための技術を提供しています。

この二社の連携がもたらす新たな広告戦略が、今後の業界においてどのような変革をもたらすか、大いに期待されます。