イトーキ、LGBTQ+への配慮で最高評価!PRIDE指標2024「レインボー認定」受賞
株式会社イトーキが、職場におけるLGBTQ+への取り組みを評価する「PRIDE指標2024」において、最高評価であるゴールド認定に加え、「レインボー認定」を受賞しました。
この快挙は、同社が積極的に推進するダイバーシティ&インクルージョン(D&I)戦略の成果と言えるでしょう。
PRIDE指標とは?
「PRIDE指標」は、性的マイノリティであるLGBTQ+の方が働きやすい職場環境を作ることを目的とした、日本で初めて誕生した評価指標です。work with Prideが2016年に策定し、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの観点から企業の取り組みを評価します。
イトーキは、この5つの指標において高い評価を獲得し、ゴールド認定を獲得しました。さらに、「レインボー認定」は、ゴールド認定企業の中から、国や自治体などとのセクターを超えた協働を推進する企業に与えられるものであり、イトーキのLGBTQ+への取り組みが、社会全体への貢献にまで及ぶことを示しています。
イトーキの具体的な取り組み
イトーキは、「明日の『働く』を、デザインする」という企業理念のもと、多様な個性を持つ人材が活き活きと働ける環境づくりに力を入れています。
具体的には、以下の取り組みが評価されたと考えられます。
LGBTQ+研修の実施: 2022年には経営層向け、2023年には全社員向けの研修を実施し、社員の理解を深める取り組みを行っています。
アライ宣言とアライマーク: 2022年には、社内外へのLGBTQ+アライ宣言を発表し、オリジナルのアライマークと企業ロゴを発表しています。
パートナーシップ制度の導入: 2023年には、事実婚や同性のパートナーとその家族を法律上の配偶者や家族と同様に福利厚生や規程を適用する「パートナーシップ制度」を導入しました。
アライ展示: 2023年から2024年にかけて、全国拠点でLGBTQ+賛同企業としてアライ展示を開催しています。
LGBTQ+アライコミュニティ発足: 2023年には、社内におけるLGBTQ+アライコミュニティを発足させました。
DE&I配慮の空間設計: 2024年には、DE&Iに配慮した空間設計の重要点をまとめた「DE&I WORKPLACE HANDBOOK」を制作し全社員に配布しました。さらに、DE&Iに配慮した空間デザインに関するセミナーも実施しています。
これらの取り組みは、イトーキがLGBTQ+の方々にとって働きやすい環境を作るという強い意志を示すものです。
今後の展開
イトーキは、今回の受賞を契機に、更なる制度の拡大や研修の充実を通して、多様な人材が活躍できる職場環境づくりに取り組むとしています。年齢、性別、性的指向、性自認、国籍、障がい、雇用形態、働き方、習慣、価値観など、あらゆる違いを尊重し、個性を発揮できる環境を整備していく姿勢は高く評価できます。
まとめ
イトーキの「レインボー認定」受賞は、企業のLGBTQ+への取り組みにおける一つの到達点であり、同時に、より良い社会づくりを目指すための新たな出発点と言えるでしょう。今後、イトーキがどのような取り組みを展開していくのか、注目が集まります。