松山市の最新矯正歯科治療 ~デジタル技術と標準化の未来
2025年6月23日に、愛媛県松山市の大谷歯科矯正歯科が開催したWebセミナーでは、理事長の大谷淳二氏がデジタル技術を活用した新しい矯正歯科治療の在り方について熱弁を振るいました。講演の主要なテーマは、
1. 歯科矯正用アンカースクリュー(OAS)を用いた治療の標準化
2. スタッフ教育を通じた組織の標準化
の二つです。このセミナーの目的は、最新技術を通じて、すべての患者に高品質な治療を提供する方法を探ることにありました。
除にする属人化の課題
矯正歯科治療は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、小児矯正など多様な選択肢が存在しますが、それぞれが持つ治療効果は医師の技術や経験に依存する部分が大きいのが現実です。このため、治療の成果や期間にはある程度のばらつきが生じやすい環境が整っています。
大谷歯科矯正歯科では、この課題を克服するために、OASとデジタル技術、即ち“歯科DX”を積極的に取り入れています。最新のCTや3Dスキャナーを利用することで、治療過程を標準化し、患者一人ひとりに寄り添った高品質な治療を可能にしています。
矯正治療と組織の標準化
セミナーは二部構成で行われ、第一部では「デジタル技術による治療の標準化」について、実際の治療プロセスやその効果を具体的に説明しました。OASの導入によって、3Dシミュレーションが活用され、患者ごとに最適な治療計画が作成されます。さらに、専用のガイドを使用して、高い精度での植立が実現しました。
また最新のメタルプリンティング技術を活用し、口腔内スキャナーから得たデータに基づいて、個別の装置が作成可能となることで、幅広い症例に対応できる治療手法を紹介しました。
医療の質を支える組織運営
セミナーの第二部では、質の高い医療を実現するために必要な組織マネジメントについて語りました。大谷歯科矯正歯科では、スタッフの成長を促す特殊な教育プログラムが実施されており、デジタル機器の導入を含む経営方針がスタッフのモチベーション向上と患者サービスの質の向上に繋がることが強調されました。
大谷理事長のメッセージ
「多くの参加者にご聴講いただけたことを心より感謝申し上げます。私が追求しているのは、安全で高品質な医療を提供することであり、それを支える組織の力です。このセミナーが参加者の医院経営や臨床に役立つことを願っています。」と大谷理事長は述べています。
大谷歯科矯正歯科の概要
愛媛県松山市で1974年に開設され、親子2代にわたって地域医療に貢献する大谷歯科矯正歯科は、特に矯正歯科治療と歯周病治療に力を入れています。日本矯正歯科学会の認定医が常駐し、県外からも多くの患者が訪れる理由の一つです。
施設には、来客用の駐車場やキッズスペースが完備されており、患者が安心して通える環境が整っています。また、独自のスタッフ育成プログラムが組織の質を高めるために役立っています。