特別展「こどものかたち―創作人形の力展」開催!
さいたま市岩槻人形博物館で、令和2年10月3日から11月23日まで、特別展「こどものかたち―創作人形の力展」が行われます。この特別展では、昭和初期の人形芸術運動を代表する作家、平田郷陽と野口光彦の作品を中心に、彼らの芸術的な魅力を感じることができます。特に、子供や親子の形をモチーフにした作品が多数展示され、訪れる人々に深い感動を与えることでしょう。
展示作家と作品
本展では、平田郷陽(1903-1981)や野口光彦(1896-1977)をはじめ、岡本玉水、佐野光輝、鈴木賢一、綿貫萌春の作品も紹介されます。これらの作家たちは、伝統的な技術を守りつつ、オリジナリティを追求した人形制作に挑戦してきました。展示される「泣く子」に見られる無垢な子供の表情や、「童心戯笛」が持つ神秘的な迫力は必見です。人形が表現する子供の純粋な姿を通して、観覧者は感情を呼び起こされることでしょう。
期間中のイベント
特別展の開催中は、さまざまな関連イベントも予定されています。特別講師による講演会では、洗練された知識や研究を通じて、作品の背後にあるストーリーや人形作りの魅力を学ぶことができます。
- - 講演会①: 「ハッピーのうつわ:野口光彦を中心に」
日時: 10月10日(土)午後2時~
講師: 今井陽子氏(東京国立近代美術館工芸館主任研究員)
参加費: 無料(定員30名)
- - 講演会②: 「『創作』のありか―郷陽、光彦、堀柳女をめぐって」
日時: 11月8日(日)午後2時~
講師: 本橋浩介氏(佐倉市立美術館副主幹・学芸員)
参加費: 無料(定員30名、申込要)
さらに、学芸員によるスライドトークも耳寄りな企画です。
日時: 10月11日、25日、11月3日、21日いずれも午後1時30分~
参加するには観覧券が必要で、当日会議室に集まれば楽しむことができます。
施設概要とアクセス
- - 所在地: 埼玉県さいたま市岩槻区本町6丁目1-1
- - 電話番号: 048-749-0222
- - 開館時間: 午前9時~午後5時(観覧受付は閉館30分前まで)
- - 休館日: 毎週月曜日、年末年始
- - 観覧料: 一般500円(団体350円)
割引サービス・特典情報
特展開催中、岩槻人形博物館では地域商店との連携による割引サービスや特典も用意されています。
- - 漢ポイントカードを持参すると、割引料金で入館可能。
- - 年間パスポートやチケット半券を提示すると、協力店でのサービスを利用できる特別体験も。
- - 着物で来館すると観覧料が無料になる特別イベントも!
たくさんの魅力が詰まった特別展「こどものかたち」。ぜひ、家族や友人を誘って訪れてみてください。人形の持つ力に心打たれることでしょう。