フェイシャルエステと脳
2025-05-20 11:02:52

フェイシャルエステの効果を脳科学で解明!心地よさとストレス軽減のメカニズム

フェイシャルエステの脳科学的効果



近年、美容だけでなく精神的な健康にも良い影響を与えるとして人気のフェイシャルエステですが、その背後にある脳のメカニズムについての研究が進展しています。日本メナード化粧品株式会社と名古屋大学脳とこころの研究センターの共同による新しい研究では、フェイシャルエステが脳をどのように活性化し、心地よさやストレスの軽減をもたらすのかが明らかにされました。

研究の背景



メナードはこれまでに、フェイシャルエステの心理的影響に関する研究を行ってきましたが、今回の研究では、具体的に脳の活動がどのように変化するのかに焦点を当てたのです。実際に、健常な女性23名を対象にエステが行われ、施術前後の心理状態が調査されました。併せて、最先端の技術であるfMRIを用いて、脳活動の変化も測定されました。

実験方法と結果



実験では、エステセラピストによるフェイシャルエステが行われ、施術前後で心理的な評価と唾液中の特定のタンパク質の測定、さらにfMRIによる脳の画像撮影が行われました。結果として、フェイシャルエステ後には『心地よさ』や『幸福感』などのポジティブな感情が高まり、一方で『ストレス』や『疲労感』といったネガティブな感情が軽減したことがわかりました。

特に、唾液中のオキシトシンというホルモンが増加し、ストレス指標であるコルチゾールは減少するという結果が得られました。これにより、エステを受けることが心理的にどれほどの良い効果を与えるのかを科学的に裏付けることができました。

脳機能的結合の変化



さらに、脳の研究においては海馬、島皮質、吻側前頭皮質という特定の領域の機能的結合が強まることが確認されました。これらの領域は、身体の感覚情報を処理する役割を持ち、記憶の形成にも関わると考えられています。この相互の結合が強まることは、フェイシャルエステが脳に与えるポジティブな影響を示しています。実際、脳の活動において、心地よさを感じる際の指標でもあるオキシトシンと脳機能的結合が正の相関を示した一方で、ストレスと結合に負の相関が見られたのです。

フェイシャルエステの未来



今回の研究により、フェイシャルエステが脳に与える影響について新たな理解が得られました。今後は、この知見を基にさらに詳細な解析が進められ、より効果的で心地よいフェイシャルエステの施術法や技術が開発されることでしょう。

この研究結果は2025年3月7日から8日に東京で開催される第27回日本ヒト脳マッピング学会にて発表されます。心地よいエステを受ける素晴らしいダイナミクスを体感しつつ、心理的な健康も手に入れるためのヒントになるかもしれません。

私たちの心と体の健康をサポートするフェイシャルエステの可能性は、今後も広がり続けるでしょう。


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会社情報

会社名
日本メナード化粧品株式会社
住所
愛知県名古屋市
電話番号
052-531-6263

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