SI＆CとCDataが業務提携：ノーコードでSalesforceと連携する新アダプターを開発

SI&CとCDataの業務提携と新アダプターの登場

背景

近年、カスタマーデータプラットフォーム（CDP）市場は急速に成長しており、企業がデータを有効活用するための必須要素となっています。特にSalesforceの「Data Cloud」は、従来のCDPの役割を超え、営業や管理部門でも広く利用されています。しかし、CDPソリューションの多くは、高度な専門知識を要し、導入には多額のコストがかかるという課題がありました。こうした問題を解決するため、独立系システムインテグレータのSI&Cは、データ連携のリーディングカンパニーCDataと協力して新たな「Data Cloudアダプター」の開発に踏み切りました。

ノーコードで簡単にデータ連携

「CData Salesforce Data Cloudアダプター」は、ノーコードでの連携を実現しました。技術的な知識がないユーザーでも直感的な操作でData Cloudと外部システムをつなぐことが可能です。これにより、ERP、CRM、MAツールなど、さまざまな業務システムとのシームレスな統合が実現し、導入までの時間が従来比で最大50%短縮されます。特に、数日内で運用を開始できるスピード感は、企業にとって大きなメリットです。

高速なデータ処理とコスト効率

本アダプターは、リアルタイムでのデータ処理を可能にし、迅速なアクションをサポートします。また、データの書き込みにはIngest APIとBulk APIを活用しており、大量データを効率的に扱うことができます。さらに、企業のコストを大幅に削減できる点も魅力の一つです。

今後の展望

SI&CとCDataは、2025年度末までに30社への導入を目指しています。国内市場だけでなく、グローバル市場でもCDP活用の普及を図り、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進していく方針です。

まとめ

今回の提携により、SI&CとCDataは、企業の情報資産を最大限に活用するための強力なソリューションを提供します。今後もますます重要性が高まるデータ連携について、注目が集まります。\

企業情報

- SI&C：株式会社SI&Cは、東京都港区に本社を構え、業務アプリケーションの設計・開発を主軸とする独立系システムインテグレータです。また、ASTERIA Warpのマスターパートナーとしても知られる存在です。
- CData：CData Software Japan合同会社は、宮城県仙台市にオフィスを持ち、270以上のSaaSやNoSQLデータに接続するドライバーを開発するリーダー企業です。

これからも両社の取り組みに注目していきたいと思います。