「天地人コンパス」に新機能！夜間光レイヤーの導入で経済活動を可視化

新たな夜間光レイヤーの導入

株式会社天地人（東京都中央区）が、宇宙ビッグデータを駆使したWebGISサービス「天地人コンパス」に新しい機能《夜間光レイヤー》を追加しました。このレイヤーは、繁華街や空港などでの夜間の人々の集まりを光の強さで可視化し、経済活動や人口動態の変化を分析するための強力なツールです。

天地人コンパスとは

「天地人コンパス」は、地球観測衛星から得られるビッグデータを活用し、様々な分析やデータ提供を行うWebGISサービスです。このサービスは、インフラメンテナンス、農業、都市開発など、多岐にわたる目的にカスタマイズでき、宇宙から最適な土地を見つけ出すことを可能にします。

衛星からのデータと聞くと、どうしても写真を思い浮かべがちですが、「天地人コンパス」はそれに留まらず、降水量や地形情報、地表面温度といった気象情報も取り扱っています。これにより、お客様の所持する地上データや他の実績データを重ね、多面的な解析が行えるのが大きな魅力です。

夜間光レイヤーの機能

夜間光レイヤーは、特に夜間に人の集まりや経済活動が行われる場所を見える化する機能です。このレイヤーにより、2021年のロックダウン後の経済活動低下と、2024年5月の経済回復のデータを比較して、社会経済活動のトレンドを視覚的に確認できます。

例えば、このデータを活用することで、特定の路線やエリアにおける経済動向の変化を明らかにし、「天地人コンパス宇宙水道局」などのプロダクトにおいても、経済活動や人口動態の分析が期待されます。特に水道事業や都市計画においては、この情報が非常に重要な役割を果たします。

フリープランの概要

「天地人コンパス」には、無料で利用できるプランも用意されています。以下がその概要です：

- 料金：無料
- 対応言語：日本語、英語
- 推奨ブラウザ：Google Chrome（PCのみ対応）
- サイトURL：天地人コンパス

エンジニアのコメント

エンジニアの高瀬賢二は、この新たなレイヤーについて「宇宙は基本的には暗いということを再認識できる面白さがあり、光を通して経済活動を探ることが新たな視点を提供する」とコメントしています。また、他のレイヤーと重ね合わせることでの新しい発見の楽しみも強調しています。

「冬の路面凍結リスク」と「夜間光」を重ねると、意外なエリアで光の分布が見えることで、いかに都市の活動が絡み合っているかを知ることができます。これらのデータを元に、そのエリアが何をしているのかを予測することも可能です。